Cosmic Consciousness

意識の声 No.56 より

1995年 3月号

 

★再び動物の予知について

 

 先号で阪神大震災の直前に同地域のネズミその他が不思議な行動をなした件について述べましたが、さらに興味深い事実が出てきましたので、ここにお伝えしましょう。

 

 二月九日付の毎日新聞に作家の藤本義一氏が、「震度七の記憶」と題して被災者の立場から生々しい体験を描写された記事が出ていますが、その中に次の一説があります。「前日の正午頃から唸りと悲鳴に似た声を放っていて食欲のなかったわが家のシェパードは家族の安全を確かめ、鳥の姿を見ると、途端に元気付き、食欲が旺盛になった。孫より一歳年長のシェパードは、十数時間前から地震を察知していたように思う」

 

 有名作家の観察ですから犬の異常に気づいておられたことは間違いないでしょう。こうした動物の異様な行動を科学者は迷信と片付けますが、これは大変残念なことです。ここには明らかに特殊な"波動"の存在があり、それを動物が感知するという現象が発生したと思われるのですが、日本ではほとんど無視されています。中国ではすでに動物による地震予知がかなり研究されているというのに――――。現段階の物理学によって科学的に検出不可能な。"波動"をすべて無視するというレベルが問題なのです。

 

 また「アエラ」緊急増刊号「関西大震災に学ぶ」の「五〇人に聞く」によりますと、神戸市兵庫区の主婦、須方みなえさんの「我が家に迫る直前で風向き変わる」と題する体験談で、大地震後、近所で火事が発生し、それが次第に自宅に接近してきて、夜になってから火が自宅のすぐ隣まで来たとき、不思議なことに、自宅に燃え移りそうになると、急に風向きが変わって自宅だけ燃えないで助かったというのです。なぜこうなったのか原因は不明なるも、ただ、二〇年くらい前からご主人と一緒に月一回、県内の神社にお参りに行っていたので、神様のご加護が働いたに違いないと思っているということでした(神社名は不明です)。

 

 これもたぶん一般人は偶然だ迷信だと片付けて一笑に付するでしょう。しかし人間のは精神波動と連動する神秘的な(といっても心霊とは無関係)不可視の世界に思いを馳せて、現象の背後に潜む、ある叡知を含む波動の世界に探求の目を向ける意欲を、人間はなぜ起こさないのでしょうか。肉眼で見える物、数式で解答の出る物、測定器で検知できる物以外は存在を信じてはならないという唯物論教育の弊害で盲目にされた人間の感知力はネズミや犬以下です。

 

 しかし世界の科学者のすべてが唯物論の亡者なのではなくて、人間の意識の問題を科学的に解明しようと熾烈な研究をしている学者もいます。たとえばオックスフォード大学のロジャー・ペンローズは「複雑かつ精緻な意識のメカニズムは、古典物理学では理解できない。新しい量子レベルの研究が必要だ。人間の知能の働きはコンピューターとは本質的に異なっていて、科学の圏外にあるわけではないが、従来の科学の圏内にはない」と言っていますし、DNAの研究で一九五三年にノーベル賞をとったフランシス・クリックは「意識というのは、いくつかの異なる次元を含む漠然とした概念だ」と述べています。結局、一七世紀のデカルト以来続いてきた精神と肉体を切り離した二元論はすでに崩れつつあるのです。つまり世界のトップクラスの学者達の意見では、人間の精神のメカニズムは不可解であるけれども、科学的に解明できない問題ではない。ただ従来の科学で不可解なだけだ、という結論を出しているように思われます。ところが日本の一部の科学者は超能力を現代物理学の法則に反すると称して、あたまから否定しているのですから、これは世界の科学界のトップレベルからみれば田舎学者としか言いようはありません。私達はこんな時代遅れの妄言に惑わされることなく、人間の持つ無限の能力と精神波動による万物との関連、大宇宙との一体性とを限りなく探求して、心身の高揚を図ろうではありませんかと、声を大にして叫びたいですね。

 

 

 

★良書を精読して実践することの重要性

 

 すでにお知らせしましたように、サイコキネシスの達人であるGAP会員二氏による物体の良否を波動で感知する実験の体験記が寄せられていますので、これはユーコン誌次号に掲載する予定です。この二人がインドの聖者といわれる人に関して書かれた書物に手をかざして得たフィーリングは特別に興味深いものでして、思わず唸らされます。掲載前にここで内容を洩らすのはよくないのですが、特別維持会員の皆様のために少しお伝えしますと、その書物は。"マイナス"なのです。これは私が書店で得た波動による印象と一致します。そのことは以前に東京月例セミナーでこの聖者に関する質問が出たときに「私には関心はない」と回答しましたから、ご記憶の方もいらっしゃるでしょう。
一月にアメリカから帰国して以来二月中旬までに私が買ったり書店で立ち読みした書籍雑誌類は数十冊になりますが、その中で特に感銘を受けた書物をあげておきましょう。

 

 (1)深野一幸著「難病を癒す奇跡の超医療」廣済堂出版(寄贈本)/(2)桑田二郎著「天地をつなぐ覚醒の書」金花舎/(3)鈴村進著「中村天風・勝ちぐせのセオリi」三笠書房/(4)畠中尚志訳「スピノザのエチカ倫理学」上・下・岩波文庫、等です。

 

 以上のうち、(1)(2)(3)は凄まじい努力と修練によって超能力や超入的な力を開発した方々の体験実話です。(3)は地域によってはベストセラーに入っているようです。

 

 (3)の中村天風という方は昔から名高い偉人で、明治・大正・昭和にわたって日本のトップクラスの有名人を沢山指導された方でして、この方に関する「盛大な人生」と題する本をずっと以前にGAP会員のK君から贈られて読んだことがありました。

 

 こうした精神世界探求の偉大な先駆者達の特徴は、いずれも物凄い努力を続けて瞑想その他の自律訓練を行なってきたという点にあります。ただ本だけ読んで「ええのう、ええのう」と言っていたのではないのです。

 

 これらの本を読んで腹の底から痛感するのは、自分で目標をたてて一定の計画のもとに自己訓練を連日続けることの重要性です。本を読むだけでは知識が頭にインプットされただけで、その知識もいずれ忘却の彼方へ消え去るでしょう。そうすれば元の木阿弥で、無知と同じになります。

 

 そこで私が考えますのは、アダムスキーの宇宙的哲学は実践してこそ力が開発されるのですが、多忙な現代人の私達にとって大宇宙思念法、テレパシー、遠隔透視等の毎日一〜二時間の自己訓練は至難の業だと、最初からそう思って自己弁護していると、年月は空しく過ぎ去ってゆきます。そこで良い案があります。最初から一時間も設定しないで一〇分か一五分程度で始めるのです。この時間だけでも続行すれば必ず効果が出てきますから、次第に熱意が高まって時間の不足を感じるようになり、そのうち三〇分、次には一時間というふうにエスカレートしてくるのです。これは小から大へ移行するヴェクターを伴う加熱現象であって、車のアクセルをふかして加速するのと同じです。

 

 

 

★記憶こそ最重要

 

 昨年暮れから正月の五日までの六日間、GAPの若い会員十数名と一緒にアメリカのデザートセンターのコンタクト地点とパロマー山に行ってきました。私は案内役でしたが非常に楽しい旅でして全員大満足していました。この人達が一様に痛感したのは、もっと英語が出来ればなあということだったようです。中学・高校・大学を通じて八年またはそれ以上も学びながら、なぜウンともスンとも話せないのか。理由は非常に簡単です。学校で教わった英語を全く覚えていないからです。試験がすんだら忘れるのです。外国語の習得は「暗記」以外の何物でもないのであって、覚えていれば話せるが、忘れたら唖になるという単純明快な法則により一瞬で勝負がきまります。本場発音のテープを聴いては英語の例文をかたっぱしから丸暗記する以外に英語上達の方法はありません。

 

 これはアダムスキーが言う、地球人は過去世の記憶を全く持たないから宇宙的な進歩がないのだという法則にも通じます。地球人が「死」を恐怖するのは、人間の生涯は一度しかないと思っているからですが、それは過去世の記憶を全然持たないからです。過去世の記憶があれば人間は無限に転生することもわかりますから「死」に対する恐怖は起こりません。これでもって人間の記憶がいかに重要であるかがわかります。

 

 ついでながら私を語学の大家と思っている人が多いようですが、ナーニたいしたことはありません。私の語学力などは一杯の酒ほどの価値もありません。だからこそ語学習得法をまず自分のために研究し実践しています。そのために「記憶」がいかに重要であるかということを痛切に感じるのですが、これについては次のような素晴らしい実話があります。これを良薬にしたいですね。

 

 

 

★超長寿の秘訣

 

 以下はアメリカのニューズ・ウィーク誌最近号に出ていた話。フランスのジャンヌ・カルマンという老婦人。年齢はこの二月一二日で一二〇歳! 記憶力も抜群で、昔教わった先生の名前や着ていた服の色まで覚えており、狂気の大天才ゴッホの恋人だったという驚くべき人物。長寿の秘訣を聞かれ、答えて曰く、「いつもニコニコしていること。それで長生き出来たのよ。きっとわたしは死ぬときも大声で笑いながら死ぬでしょうよ」

 

 感動しますね。全国の特別維持会員の皆様、お元気でお過ごし下さい。


生命の科学 勉強会 PEGASUS SHINO 日本GAP 資料館 アダムスキー研究 宇宙哲学研究 UFO研究

サイト運営協力: 合資会社ユースマネージメント