意識の声 No.49 より

1994年 8月号

 

<大宇宙力と大宇宙瞑想>

 

 従来、アダムスキー哲学の内、特に『生命の科学』で「宇宙の意識」という言葉が頻繁に出てきました。これは宇宙全体を意識体とみて、大宇宙の生命エネルギー、英知等を総称した言葉としてアダムスキーが用いた造語です。それで多年にわたってこの「宇宙の意識」という言葉を使用してきたのですが、どうも今ひとつピンとこない人が多いらしく、なかには勘違いして「宇宙意識」と言う人までいます。これでは人間の側の宇宙に対する意識という意味になってしまいます。「の」の字があるのとないのとでは大違いなのです。

 

 そこで考えますのに、この「宇宙の意識」を少し言い替えて「大宇宙力」ということにすれば、理解が容易になるのではないかと思うのです。私自身はすでに「大宇宙力」という言葉に切り替えて、大宇宙瞑想を行うときにこれを使用します。それは次のとおりです。「私は大宇宙力に生かされた創造主の子であります。私は絶対に健康であり、無限の力に満ちています。大宇宙力さま、ありがとうございます。」というような言葉を心中にとなえながら腹式呼吸を行います。そして自分の体が無限の大宇宙に拡大していって、自分とは大宇宙そのものであるというフィーリングを高めます。これを大宇宙瞑想と称しているのですが、たぶん人間として認識可能な最高の境地に到達できる方法であろうと思っています。GAP特別会員で九二才の塩谷信男医学博士も、これと似た「宇宙の無限力」という呼称で瞑想を行っておられるそうです。

 

 大宇宙力など、そんなものは存在しない、物理学では認められないという人がいるかもしれませんが、それは現段階の計測メーターで検知できないからであって、実際に大宇宙力が存在することは万象を観察すればわかることです。人間はその最たるものであって、まさに大宇宙力の顕現そのものでしょうね。これに気づかないということはありません。気づいてそのフィーリングを起こし続ければ素晴らしい奇跡が生ずるはずです。

 

 

 

<私たちのカルマ>

 

 先般私が入手した情報によりますと、日本GAP会員の八〇パーセントは、今生を終えてから金星に転生することになっているということです。そうだとすれば私たちは素晴らしいカルマを持っていることになります。この情報源に関しては秘しておきます。この件に関して噂を広めないようにご注意下さい。「久保田は事実無根な事をでっちあげて、会員を集めようとしている」というようなデマが流れると具合が悪いことになりますので――。

 

 人間の生き方として最高と思われるアダムスキー哲学こそは、現代地球世界で見られる最高の思想を伝えたものであるということが、年月の経過とともに実感できます。私たちの努力は決して無駄にはならず、いかなる批判、攻撃等も問題ではありません。日本GAPは狂信者の集まりだという悪口は、それ自体がGAPの超高度な思想を浮き彫りにしています。ある種カルマを持つ人々には理解できないからこそ悪口というかたちで褒め讃えているわけです。