意識の声 No.54 より
1995年 1月号
人間の想念が肉体に影響を与えることは最近の心身医学でも言われていることですが、物理化学的な因果関係を絶対視する西洋医学では容易に認められない実情でした。精神と身体とは全く別物だというデカルトの二元論が神聖視されてきたからです。しかし、アメリカのトップクラスの名高い週刊誌「ニューズウィーク」の日本語版一二月二八日号には「心を科学する」と題して、アメリカの科学者達の心と肉体に関する研究成果の非常に興味深い記事が出ています。結局、現段階では科学的に不可解ということになるようですが、日本のある宗教団体では、熱烈な「祈り」によって難病が奇跡的に瞬時にして治癒したという実例が少なからずありますから、デカルトの二元論も間違いであったと言わざるを得ないでしょう。たとえば、GAP会員で熱心なクリスチャンである関西の某氏が毎月送って下さるある宗教団体の機関誌を読みますと、そうした奇跡的な実例が沢山出ています。この団体は無教会派のクリスチャンの集まりで、個人の家に集まって大勢で祈りを行います。すると難病で死にかかっている信者が奇跡的に治ったという劇的な事実があるということで、その体験記がいろいろと出ています。
祈りというのは要するに想念波動の放射ですから、それが人体内部の細胞に影響を与えて大きな変化を生じさせると考えてもおかしくはありません。ただし私達の宇宙哲学では、願望を成就させる方法としてイメージ法と反復思念法を行います。つまり、外部のある絶対者を想定して、それに向かって「私を助けて下さい」と願うのではなく、自分がすでに願望を達成してしまった姿をイメージとして描くのです。するとそのとおりに実現するというわけで、このメカニズムは未知数ですが、やはり想念波動の影響によると考えられます。
イメージを描くときには、大宇宙思念法(以前は大宇宙瞑想と称していた)を行い、自分が大宇宙との一体感を起こしながら行います。つまり大宇宙に充満する大宇宙力(宇宙の意識)に自分が包まれて生かされているというフィーリングです。このフィーリングは人間として究極のフィーリングであると思われますが、地球人のほとんどは、このようなことを全く思いつかず、ひたすら四感に振り回されており、盲目の状態で生きていますから、こうした方法を宗教的と称して軽蔑しますが、宗教とは無関係です。
このイメージ法や反復思念法が最良であることは実践してみれば分かります。それは自分が大宇宙と一体化したフィーリングを起こした上でのイメージ法ですから、外部の何かに寄りすがるのではありません。したがって絶対者と自分との隔絶感がありませんので、願望が容易に実現しなくても、絶対者に対する失望感が起こりません。ただ自分の未熟さを反省するだけです。反省すればさらに力が高まってきます。実例をあげますと、昔、埼玉県のある年配のGAP会員の女性は、ひどい心臓病で弱っていたのですが、『生命の科学』を反復熟読してイメージ法を応用した結果、心臓病が治って健康になったという事実があります。これは単なる偶然ではなく、イメージの想念波動が心臓の細胞群に良き影響を与えたとしか考えられません。
<UFOとスペース・ピープルの目撃増加>
近頃、東京月例セミナーの五〜六人の常連からUFOを頻繁に見るという報告が増えています。報告を寄せる人は大体に決まっており、また目撃する場所も都内や千葉県下の一定の場所のようです。私達は毎月東京月例セミナーが終わってから、東京タワーで夕食をすませて、さらに二次会として希望者だけで新橋の安い料理店へ行くことがあります。しかし一二月のセミナー終了後は、いつものタワーでの夕食を中止して新橋の店へ直行し、そこで忘年会を開催しましたが、そのときに二人のスペース・ピープルがその店に来たのを見たという人があります。また昨年八月の東京月例セミナー終了後、機械振興会館の外へ出たときに、正面玄関の所で一人の美しい異星人の女性に出会ったという会員の方もいます。その他いろいろ類似の目撃例の報告があります。
とにかくスペース・ピープルはさらに都内を歩いているのですが、一般人も全く誰も気づかないというだけのことですから、会員の人は少し敏感になって受信感度を高めれば、すぐに気づくはずです。ただし気づいても話しかけるのはよくありません。あくまでも先方から話しかけてくるのは待つべきであって、こちらからしつこく詮索するのは良くないです。これは、本人がスペース・ピープルから話しかけられる精神的段階に達した場合のみに先方から自発的に接近してくるのですから、そのことを心得るべきであって、こちらから興味本位で話しかけるという態度はいけないのです。