意識の声 No.66 より
1996年1月号
イメージ療法と大宇宙思念法
イメージ法が医学界で次第に認知されつつあることを伝える絶好の記事があります。日刊「ゲンダイ」昨年一二月一九日付に「快感ホルモンで元気ハツラツ」と題して、ベストセラーになった「脳内革命」の著者で田園都市更生病院院長の春山茂雄医学博士が次のような素晴らしい説を展開しておられます。要約すると次のとおりです。
『体調をくずしやすい人は夜フトンの中に入ったときに、「寝る前瞑想」を行なうとよい。そうすると右脳のホルモン分泌が盛んになり、気持がよくなって深い睡眠ができる。そのために疲労がとれて体力は回復し、大量に分泌されたホルモンが全身の細胞に行き渡り、細胞をリフレッシュさせる。細胞が活性化すれば老化も防げる。これを私は「快感ホルモン」と呼んでいる。
右脳から出る快感ホルモンは約二〇種類あるが、その中でβーエンドルフィンの効力が最も強い。「寝る前瞑想」をやると、このβーエンドルフィンがどんどん出てくる。その方法は、フトンに仰向けになって、両手をヘソのあたりに置いて腹式呼吸をする。腹をふくらませながら鼻から息を吸い、腹をへこませながら口からゆっくり息を吐く。このようにして腹式呼吸をやりながら瞑想を行なう。ただし普通の人は雑念が出て、頭をカラにする瞑想は出来ないので、自分が良い気分になれるような事を何でもよいから思い浮かべる。たとえば、自分の好きな女優と一緒に成田空港から海外旅行に行く光景をイメージする。あるいは自分が勤務先の会社の社長に就任した光景でもよい。その他、とにかく自分が楽しくなるような光景をイメージしながらこの瞑想を続ける。
これを三カ月続けると肌はつやつやになり、考え方も前向きになる。仕事でミスをしても落ち込むことはなくなる、等々』
なんだこれは。私が昔から実行している大宇宙思念法と全く同じではないですか! 結局医学的にも正しかったわけです。ただし私の場合は右のようなロマンチックなイメージではなくて、実現の可能性のあるイメージを描きます。その最たるものは自分が完壁な健康体になったイメージです。「私は健康、無限に健康、絶対健康。私は完全、無限に完全、絶対完全」という言葉をリズミカルに唱えて反復思念しながら、自分が若返って健康そのものになった姿を強烈にイメージするのです。しかしその前に大宇宙の創造主に対する感謝の念と創造主との一体感を起こし続けて、これが深まってくると、「私は大宇宙、大宇宙は私」ととなえながら、大宇宙の中に溶け込むようなフィーリングを起こし続けます。それから健康のイメージを描くのです。
以上のすべてを私は大宇宙思念法、略して宇宙思念と呼んで、毎夜ベッドに入ってから眠り込むまで何時間も続けます。これは私の習慣になっていて、これを実践しないと生きた人間の価値はないような気がします。もちろん昼間でもヒマさえあればこれを実行します。特にバスを待つときとか駅のホームで電車を待つときや、乗り込んで吊革にぶらさがっているときは必ず行ないます。また道を歩いているときでも無意識に歩くのではなくて、片足を交互に前方に出すたびに「ありがとう」「ございます」「ありがとう」「ございます」と心中で唱えながら歩きます。誰に感謝しているのか。それは大宇宙の創造主にです。
この大宇宙思念法は、以前には大宇宙瞑想と呼んでいましたが、瞑想というと宗教みたいに聞こえますので、現在は大宇宙思念法と称してます。毎月の東京月例セミナーでもこれを全員で実習します。これを続けると感性が高まってテレパシックになってきます。つまり私達は何かこうした実習を続けないとテレパシックにならないのです。これは重要な事ですから、皆さんも実践されることをお勧めします。必ずしも私の方法のとおりでなくても、自分独自な方法を編み出してもかまいません。そして何らかの成果がありましたら、ぜひ私に報告して下さい。ユーコン誌に掲載します。
江戸川区上空に大母船型UFOが出現
去る一一月四日、つまり三日の東京月例セミナーの翌日です。午後五時半少し前に私は歯科医院へ行こうとしてマンションの自宅を出て、近くの非常階段から降りかけたところ、西の空に巨大な棒状の物体が垂直に静止している光景を発見してハッとしました。過去数十年間、ずいぶんUFOを目撃してきた私ですが、このときはなぜか胸騒ぎがしました。その物体は沈みかかった西日を浴びて物凄く輝いており、仰角約四五度の空中にジッと静止したままです。数分間凝視しているうちに、物体は少し右に傾きました。明らかに人為的な行動です。すぐに家へ引き返して双眼鏡を取り出そうと思ったのですが、歯科医院へ行く約束が五時半となっていたために急ぐ必要があったことから、残念ながら肉眼のままで物体をたびたび振り返りながらバス道路へ出たのでした。目撃した時間は三〜四分間です。
ところが、後日判明したのですが、これと同じ日の午後二時半頃に、川崎市の高津区に住む本部役員のK君もこれと同じような物体が自宅の上空に静止しているのを目撃したというのです。詳細に聞いてみると私が見た物体と全く同じです。それで、あれほどの巨大な物ならば、江戸川区の住民が大勢で目撃して、新聞社に通報するだろうから、翌日の新聞に出るだろうと思っていたのですが、私が購読している毎日新聞には出ませんでした。おかしなことがあるものだと思っていたら、後日、新宿区のある会社の社長さん(未知の人)が突然電話をよこされて、実は一一月四日の午後五時半頃、新宿区の上空に不思議な棒状の巨大な物体が静止しているのを見た。あまりに奇妙なので社員達を呼んで一緒に見た。何なのか見当がつかないので、気象庁その他の機関へ電話で質問したが、不明ということだった。最後に国立天文台に電話をかけたところ、一人の職員が出て、それはたぶんジェット機だろうと言った。しかし到底そんなものではなかった、と話しておられました。翼も何もない棒状のジェット機が空中に静止している話など聞いたことがありません。
習慣的想念を排除
しかし右の場合は天文学者の睡眠不足の回答を問題にするのではなくて、確かな目撃者が三人しかいなかったこと、そのうちの二人はGAP関係者であったこと、それを傍証するかのごとく一般人が一人加わったことに重要な意義があったと思っています。それ以来私は熟考するところあって、まずアルコールを飲むことを完全に中止することにしました。この原稿を書いている一二月末までの二ヶ月間、ビール一滴も飲んでいません。付き合いの席ではウーロン茶ですませています。これはアルコールを悪魔視するのではなく、習慣的想念を排除して身体の清浄化を図ろうとしたわけです。といってアルコールを飲む人を私が毛嫌いするのではありませんから、好きな人は大いに飲んで下さい。イエスもワインを飲んでいますし、アダムスキーもカクテルを少量飲んでいたと、昔、アリス・ウェルズ女史が話してくれたことがあります。それはマーティーニやマルガリータ等であったと記憶しています。問題は飲もうが飲むまいが、とにかく常時節度をわきまえて楽しい想念を持ち続けることにありますね。