意識の声 No.91 より
1998年 2月号
★宇宙哲学実践法
さて宇宙哲学の実践ですが、これはアダムスキーが言うように「宇宙の意識と一体化せよ」に尽きるのですが、そう言われても何をどうしてよいか分からないという人が多いようです。そこで、私は昔から大宇宙思念法をみずから実行して多大の成果をあげてきましたので、それをセミナーで指導しているわけです。すると「久保田は間違ったことをやっている。アダムスキーはこんなことを教えてはいない」と反駁(はんばく)する人がいます。それなら宇宙の意識と一体化するための他の良い方法を本人が知って実践しているかというと、何も知ってはいないし、やってもいない。何もやらないで口だけの反論ほど無価値なものはありません。
皆さん方が宇宙的なフィーリングを高めようとするのならば、自分の信ずる修養法を絶えず実践してゆくことです。私は約三〇年前、東京へ進出した年に池袋でやっていた月例セミナーで、この大宇宙思念法を指導したことを記憶していますから、田舎にいた当時から実践していたことがおわかりでしよう。そして素晴らしい成果をあげています。実際の思念法の実習法を文章で説明するのは難しいですから、東京月例セミナーに出席されるかビデオを通じて学ばれるとよいでしょう。この思念法に慣れてくれば、電車の中や駅のホームその他、いかなる場所でも実行できます。私は歩行中にも腹式呼吸を行ないながら実行しています。こんなふうに具体的に実践してこそ絶えず宇宙の意識(宇宙の創造主のパワー)と一体化できるのです。
★再度、英語上達法について
今年の総会は前記のごとくアメリカのダニエル・ロス氏の講演に決定しましたので、先般の役員会で、総会に備えて役員全員は英会話の猛勉強をするようにとハッパをかけておきました。確かに外人と親しく接触する機会を持つことは自分の語学力向上の絶好の刺激になります。そこで、どうすれば英語が上達するかという問題ですが、これは以前にもたびたび言及しましたように、まず中学の英語教科書三年分を徹底的に勉強することです。これをやらないで、やたらに書店で英会話の本などをあさっても、あまり効果はありません。つまり中学の英語教科書で基礎をしっかりと身につけることが最大に重要なのです。ところが日本人は、いい年をして今更中学の英語もあるかいと、あたまから相手にしません。これではダメです。私も中学の英語教科書をよく読むのです。
中学の英語教科書は代表的なのに三種類ありますが、私が見るところ、開隆堂発行の「サンシャイン」が良く出来ています。これを一年生の教科書から徹底的に勉強して、書かれている英文をすべて丸暗記するのです。この「暗記すること」が絶対的に重要です。書かれている英文を読んで意味が分かるという程度で置いてはいけません。人間は頭の中で覚えているコトバしか口に出てこないのです。覚えていないコトバは百年たっても口に出てきません。この鉄則を肝に銘じて、とにかく丸暗記することですね。
私にはアヤコという小さい孫娘がいます。今春から小学校に入るのですが、二年前までは両親(私の息子夫婦)と共にアメリカに住んでおり、現地の幼稚園に通っていました。その当時に私は訪ねて行ったことがありますが、アヤコはアメリカ西部英語をペラペラとしゃべっていました。ところがその後、日本に引き上げて帰ってからは英語を忘れてしまい、今は私が「グッドモーニング」と言えば、相手も「グッドモーニング」と答える程度で、まとまった話は英語で出来ません。これは「忘れたコトバは口に出ない」という法則を見事にあらわしています。英語を覚えるのに教科書を黙って読むのは最もダメな方法で、必ず声を出して読むべきですが、その際、間違った発音でしゃべってはいけませんから、中学の英語教科書の英文を英米人が朗読したテープも教科書と一緒に販売されていますので、それを一緒に購入して、それを聴きながら英文を覚えてゆくのが必須です。繰り返しますが、中学程度といってバカにしてはいけません。中学三年間の英語を全部マスターすれば国連大使になれるほどの実力がつくと言われているのです。
先日も話題の映画「タイタニック」を見ましたが、話されている英語はほとんど中学の英語程度でしたね。しかし聴きなれないと簡単な英語でも理解しにくいですから、テープによる反復聴き取りが重要になるのです。
★太陽のように輝きながら前進しよう
この地球は難儀な世界です。お金というものがなければ生活出来ない仕組みになっています。健康な人でも失業すれば生活は成り立たず、病人で寝たきりとなれば、よほど恵まれない限り安全に生きられません。先般も二人の老親子が餓死したという痛ましい記事が新聞に出ていました。どうすれば安全に生きられるか。解答はただ一つ。万人を創造主の現われと見て「万人のために」生きるのです。自分のためではなくて他人のためです。そうすれば必ず報われます。少なくともその人は餓死することはないでしょう。万人のために生きるとは、自分の持ち金をすべて他人に与えることではありません。自分が太陽となって万人を照らしてあげようという気分を持つだけでよいのです。太陽のように燦然と輝く人柄の明るさ、周囲の人達を幸福感で満たすような微笑。そして限りない誠実さと親切さ。このような人が生活に困ることはけっしてありません。難しいことかもしれませんが実行する価値はあります。これを実践して良い結果が出ましたならばぜひご一報下さい。