質疑応答
久保田八郎
次に掲げる記事は今年一月に、編者(山口緑)が独自に久保田会長に対談形式による質疑応答をお願いし、与えられた解答である。
アダムスキーは注目されるか
――アダムスキー問題が注目されるときが来るでしょうか。
「いつかは来るでしょうけれども当分こないでしょうね。」
――たとえばその時期が来た場合、この世界は変化するでしょうか。
「あまり変化しないでしょう。」
――今後救世主と呼ばれる人は出現するでしょうか。
「当分出現しないでしょう。」
――アダムスキーの成した宇宙的な活動は地球全体にかなりの影響を与えたんでしょうか。
「全部の地球人には影響を与えませんでしたが、少数の地球人には莫大な影響を与えたのです。それで良かったのです。少数でよかったのです。」
――その少数の人々が地球改善に貢献するということは考えられますか。
「それは考えられます。ある程度は――。」
地球でのレッスンは万物一体
――地球でわれわれが学ばねばならないレッスン、達成しなければならない目標があるとすればそれはどういうものですか。
「万物一体、人間はすべて一体であるという思想を持つことに尽きます。」
――忍耐や信念のレッスンの場であると思いますが――。
「忍耐のレッスンの場でありますが、これにも限度があります。われわれはあまりにもお人好しになってもいけませんので、適当に知能を使って利口にやる必要があります。お人好しの愚鈍な人間になってはいけません。人間を生かしている根本的なパワーというものは全部平等であることを知るために、われわれはこっちへでてきたわけです。」
新世界が到来するとき
――地球の将来に調和と愛に満ちたユートピアを造りあげることは出来るでしょうか。
「かなり後の時代にできるかもしれません。今はだめです」
――それはどういう世界でしょうか。
「宇宙的な宇宙思想を基盤にした、奉仕の精神に満ちた世界です。」
――GAPはその時注目されるでしょうね。
「GAPがそれまで存続していればものすごく注目されるでしょう。」
信念を持つための秘訣
――信念を持つための秘訣はなんですか
「まず自分で言葉を反復して唱えることです。『自分は絶対に大丈夫だ!自分は宇宙の創造主のパワーに生かされている人間だから、絶対に完璧である。病気にもならない、自分の運命はすべてうまくいくんだ』というような強烈な信念を持って、その言葉を反復して唱えるということ、これがまず第一番目です。
二番目は『強烈なイメージを描く』ということ。すでにできあがったしまった光景のイメージを描くことです。この二つをやならないとダメです。私はすべてこれらをしょっちゅうやっているわけです。私自身もやっていますが、私自身の一つの効果としてはあるノンフィクションミステリーの本を出そうとして、どこから出せばよいかなぁと思っていましたが、これが私のイメージ通りある出版社から出るようになったんです。今年の五月に出るんですが、これは私が完全に信念を持ち、イメージを描いてその通りになったわけでです。
ですからわれわれの哲学は、単なる"宇宙的でいいなぁ"というようなことを考えて"いいなぁ"と言っていることじゃなくて、自分で実践して自分の運命をガラッと変えてしまうというようなことをやってこそ初めて、日本GAPの値打ちがあるんだとこう思います。」
想念観察が進歩のカギ
――信念を持つことは内面的なもので思ってもなかなか実践できませんが、もっと具体的な秘訣はありませんか。
「想念観察をやることです。これ以外にないと思います。想念を観察してそれを自分の持っている手帳にどんどん記入して行くことです。手帳の一冊や二冊はたいしたことではありません。これを五、六十冊持っていても金銭的にはたいしたことはないんです。どんどん記入していって最後に一ヶ月の終わりか、一年の終わりにそれを見てはじめて『自分はこうまでつまらない人間だったのか』と反省するのが、絶大な本人の向上の資料になるわけです。だから想念観察をやらないとダメなんです。私も過去何度もやりましたが、実に素晴らしい方法だと思います。」
結婚は・・・
――結婚はすべきでしょうか。
「これは本人の自由意志次第です。私としてはしなさいとか、しちゃいけないとか全然言えないんです。全く本人にまかせます。その結果失敗しても何とも言えません。」
――結婚の相手は運命的にある程度決定しているのではないでしょうか。
「いやそうとも言い切れません。過去からのカルマで決まっている人もあるんですが、そうでないのもあるんです。だからこの結婚というのは自分の好きな女性とか、あるいはこう決まりそうだというのは必ずしも過去性からのカルマじゃないんです。単なるいっときの好き嫌いだろうと思います。その証拠に芸能界の男女優がくっついたり、離れたりしていますからね。あれらは本当のカルマじゃなくて、単なる興味本位でくっついているということがわかります。」
スペース・ピープルはGAPを注目している!
――今後スペース・ピープルは地球人に対し、何らかの指標を示したり、円盤が公然と上空に出現したりする時期が来るでしょうか。
「大いにあると思います。早い話われわれは去年の旅行で、ティティカカ湖にちゃんと円盤が現れているんです。その前にデザートセンターにも母船が現れています。今後はそれが増えるだろうと思います。しかし何もわからない人の前には現れてもしょうがありませんから、ある程度の人やグループの前に見せるでしょう。」
――それらの円盤の出現の意図は、スペース・ピープルが地球人に対して積極的な働きかけをして来るだろうということですか。
「そうです。しかし二十年か三十年はかかるでしょう。」
――例のティティカカ湖上空の円盤の出現の意図は何だったのでしょう。
「それに関してはステックリング氏が手紙をよこしたんですが、あの写真をすぐにス氏に詳しいことを書いて送ったんです。ステックリング氏は、『これは素晴らしい写真だ!驚くべき写真だ!これでもってスペース・ブラザーズが日本GAPを注目していることがはっきりわかる』と手紙ではっきりとよこしたわけです。」
――あの円盤はこの太陽系内のものでしょうか。
「ええ。絶対にあれは本物であって、いい加減なものではないのです。」
――大きさはどのぐらいあったでしょう。
「直径三十メートルぐらいあったんじゃないかと思います。」
――人は乗っていたでしょうか。
「当然乗っていたでしょうねぇ。」
――自分はあの時円盤が現れるんじゃないかと思って注意していたんです。
「テレパシックな印象があったのでしょうね。」
ティティカカ湖上空に出現したUFO
精神レベルと身体
――人間のカルマや精神レベルは身体(人相や手相など)に現れるでしょうか。また各種の占い(占星術、タロット占い、印相、氏名相など)の信憑性に関してはどうですか。
「身体とはあまり関係ないと思います。しかし非常に特殊な人は出世時から体のどこかに、それとわかるバースマークがしるされてるはずです。
占星術、タロット占い、印相、氏名相などは全く信ずるに足りないものです。ただし人相学や手相はあたります。」
信念の力で進化した惑星に転生できる!
――先生は別な惑星から、志願して地球に生まれてこられたんですか。
「ずっと昔そうです。」
――地球と別な惑星との本質的な違いはありますか。
「地球も他の惑星も根本的には同じなんですが、金星などはロボットを使ったりしてものすごく科学的だと聞いています。地球はまだです。金星人はすごく進歩していますねぇ。ロボットを使ってあらゆることをやらせながら人間は精神的にちゃんと向上するようにしていますし、いい生活をしています。もっとも多くの金星人は地球に過去いたんですがね。地球では難儀なめにあったけれども、金星に帰って良かったとか何とか言っているんだうと思います。」
――宇宙人が地球に生まれ変わった場合、前世のことを記憶していないことが多いわけですか。
「そうだと思います。覚えていないんだそうです。だから人間とは何かということなんです。私自身は今生地球に転生してきて、GAP活動というものをやろうとしているんですが、他のことはよくわかりません。死ぬまでこの活動を続けます。」
――木星という惑星はどんな惑星でしょう。
「これはこの太陽系で最大の惑星で、今地球の探索では人間の住めるような惑星じゃない、と言われていますが、本当はすばらしい人類が住んでいると聞いています。ただし、金星や土星とはちょっと劣るらしいです。しかし地球よりはるかに進歩しているということらしいです。」
――木星の持つ役割は何ですか。
「最大の惑星ですから何か大きな役割を持った惑星でしょう。木星人というのは宇宙の法則に対し非常に忠実ではあるけれども、極端なことをやる傾向があるということらしいです。」
――別な惑星(進化した惑星)に生まれ変わろうという信念を持った場合、それが実現化されるでしょうか。またそれを実現するための最大のポイントは何ですか。
「信念が強ければ別な惑星への転生は可能です。それを実現させるには、『地球学年』を終了して、進級の準備をしておく必要があります。そのためには何といっても宇宙の法則に従った生き方をするべきですね。」
最重要な宇宙哲学の実践
――今後のIGAPと日本GAPの活動計画や方針にはどういうものがありますか。またGAP会員全体に対するご希望、ご要望がございましたらお答え下さい。
「今後の活動計画は何といっても資金次第です。具体的なことはあまり公表できません。
会員全体に対しては『とにかく宇宙哲学を毎日生活に生かして実践して下さい』の一語に尽きます。」
――大変どうもありがとうございました。
※ インタビュアーは元山形支部代表 山口緑氏
日本GAP山形支部報ユニバーサルメッセージ9号
1981年3月1日発行
※ 山形支部報ユニバーサルメッセージは25号まで発行されました。
(1976年9月1日〜1987年10月11日)