質疑応答
久保田八郎
次にあげる記事は、編者が常々疑問に感じてきたことをまとめて書簡によって久保田会長に質問し、それによって得られた回答である。
――火星についてもっと詳しくお聞きしたいと思います。イエスが女性として火星に生まれどのような仕事をされたのでしょうか。それにともなう地球におけるゲルマン民族の出現は何らかの因果関係があるのでしょうか。
「火星についてはあまり詳細は知りませんが、ある程度言えるのは、現在火星はひどい水不足で生活が難しくなっており、そのため肉体のまま密かに地球へ移住して来る火星人もいるということです。
むかし地球で磔刑後に生き返ってからアメリカのデザートセンターへ円盤で送られて、その地で偉大なインディアンの種族を指導しながら八十数歳まで生きたイエスは、そこで生涯を終えた後、火星に転生して、またそこで偉大な精神的指導者としての一生涯を終えたということですが、その間の詳しいことはわかりません。
ゲルマン民族は元々火星人が移住してきた民族だと聞いていますけれども、なぜ地球に来たのか、その理由は不明です。」
想念の力
――想念が地球にまた万物に与える影響をどのように思われますか。想念の力によって地震は和らげることは出来ますか。
「想念の万物に与える影響はすさまじいもので、一例をあげれば地球では赤ん坊が母親の体中から生まれ出た瞬間に大声で泣きますし、以後、乳幼児期を通じて泣き続けますが、これは地球を取り巻く巨大な想念の大海の内、特に悲痛の想念を感受して泣くのです。進歩した別な惑星では赤ん坊は泣かないようです。
想念の力で地震を和らげることは不可能です。なぜなら地震というのは惑星の新陳代謝の作用にともなう現象で、自然の摂理ですから、これを人力で抑えることは出来ないのです。」
――これから訪れてくる地球の様々な変動は創造の法則のもとでは当然と見てよいのでしょうか。
「そうです。私たちはいかなる自然の大変動といえども、宇宙の摂理の素晴らしい現象と見て、これを恐怖してはなりませんが、しかしこの大変動でむざむざ死ぬ必要もありませんからそこはテレパシックな感知力を駆使して事前に察知し、危険な地域を脱出すればよいのです。」
――宇宙船の建設は急務であると思われますが、ブラザーズは地球人対してどの程度、どんな形で応援しているのでしょう。
「よくわかりません。」
――この地球の文明が成長崩壊を繰り返した理由として、この地球自体の何らかの理由があるのではないでしょうか。(ちょうど星の波動によって子供の成長が変わったりするように)
「要は地球人が宇宙的に見てオトナなりきれないからでしょう。」
――敵対的な宇宙人についてはあまり知られていませんが、どのような存在であり、また地球人にはどのような影響を及ぼしているのでしょうか。
「ノーコメントです。」
――日本人でエマモータを作った人がいるということですが。
「これについては全く何も知りません。」
――木星や土星には地球の科学者によって推定された引力よりもはるかに弱い引力がある(さらば空飛ぶ円盤)と言われますが、これはどういった理由によると思われますか。
「質量の関係と思われます。つまり、内部の質量が異常に小であるのでしょう。」
異星人の食品とは
――感官の味覚についてお聞かせ下さい。甘みに強い衝動とか塩味に好みが偏る傾向を示すと思うのですが、その結果、歯槽膿漏、脳卒中、動脈硬化、など本来からかけ離れた方向へ向かっていると思うのです。異星人たちはもっと"粗食"ではないでしょうか。
「味覚は地球人も異星人もほとんど程度に相違はないと思いますが、異星人は食品と健康との関係についてすごくよく知っているようですから、粗食というよりも、栄養の固まりのごとき食品を少量摂取しているようです。」
テレパシーを発達させるには
――テレパシーをするのに精神的に高くある必要はないと"テレパシー開発法"に書いていますが、ならば、精神的に高くなくてもその心が宇宙の意識と一体化できるのですか。
「精神的に高くある必要はないというのは、孤高を保つ人格者になる必要はないというほどの意味だと思います。それよりも、他人を救おうという意欲が強ければ良いのだとアダムスキーは言っていますが、思いやりを持って他人のこと強く意識する人はそれだけ自他一体感のフィーリングの経路が大となるという意味で、したがって孤高を保つよりもむしろ誰とでも仲良くしてつき合うという庶民的な感覚を保つ方が他人の気持ちをよく理解できるようになり、ひいてはそれがテレパシーを発達させるわけです。だからテレパシーを発達させるには、ただ心を――というよりも自身全体を――解放すれば良いということになります。自分だけの殻に閉じこもるような態度や感覚ではダメですね。」
――地球を取り巻く反宇宙的な想念帯とは、対抗と破壊的想念のことを指すのですか。
「その通りです。この想念帯は地球人自身で形成したものや、他の低劣な太陽系から放射されて形成されたものなどから成っています。」
ユニバーサルメッセージ13号より