from "Above Life's Turmoil;The Immortal Man" by Allen


The Immortal Man

The mortal man lives in the time or world state of consciousness which begins and ends; the immortal man lives in the cosmic or heaven state of consciousness, in which there is neither beginning nor end, but an eternal now. Such a man remains poised and steadfast under all changes, and the death of his body will not in any way interrupt the eternal consciousness in which he abides. Of such a one it is said, "He shall not taste of death", because he has stepped out of the stream of mortality, and established himself in the abode of Truth. Bodies, personalities, nations, and worlds pass away, but Truth remains, and its glory is undimmed by time. The immortal man, then, is he who has conquered himself; who no longer identifies himself with the self-seeking forces of the personality, but who has trained himself to direct those forces with the hand of a master, and so has brought them into harmony with the causal energy and source of all things.


不動の心

死すべき運命にある人間は、時間のなかで、つまり、始まりと終わりとを持つ世俗的な意識のなかで生きているが、永遠の生命を持つ人間は、宇宙的、あるいは天国的な意識の中で生きており、その中には、始まりも終わりもなく、あるのは「永遠のいま」のみである。

彼は、いかなる変化に直面しても、決して動じることがなく、常に穏やかであり、彼が肉体の死を迎えたとしても、それによって、彼が住み着いている永遠の意識が混乱をきたすことは、絶対にありえない。

永遠の生命を持つ人間は、たとえ肉体が滅びたとしても、決して死を味あうことがないまま、次の人生へと歩みを進める。そしてそれは、彼が死すべき運命の流れから足を踏み出し、自分自身を、<<真理>>という住居の中に住まわせているからである。

肉体、低次の自我、国、そして周囲の世界は、やがて消え去る運命にある。しかし、<<真理>>は決して消え去ることがなく、その栄光は、いくら時間がたっても薄れることさえない。

永遠の生命を持つ人間とは、自我を見事に統治している人間である。彼はもはや、自分自身を、利己的な追及にむけられた自我のパワーとは同一視したりしてはおらず、そのパワーを正しく導き、それを、「万物の源」との調和に満ちた活動へと向けている。彼の人生の中には、もはや、人生の苦悩も熱病も、疑いも、恐れも存在していない。

心を永遠普遍の<<真理>>に同調させたとき、人間は、真の生命の永遠に色あせることのない栄光を知り、そのときから、彼にとっては、死などというものは、もはやどこにも存在しないものとなる。


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更新日: 2001/08/18
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