科学的な宇宙

篠 芳史

 

 私は子供の頃から夜空の星が大好きでした。
 この宇宙には他の星の生命体やUFOは必ず存在すると信じていました。
 私が大人になる頃には地球の科学が発達してそれらは解明されるだろうと思っていました。
 また超能力やオカルト現象にも興味を持っていました。
 この方面も将来の科学の発達で明らかにされると思いました。
 「宇宙の生命に関する事や超能力には必ず科学的な要因かある筈である」。子供心に強く思いました。
 それらが今ここにスペースブラザーズによって私達に真の教えとして知らされています。
 地球人が宇宙のなかの人類の一員として平和になれる様に多くのメッセージを伝えてくれております。それは「スペースプログラム」と呼ばれております。

 

 私か30年ほど前に社会人として一般生活のなかで初めてアダムスキーの書物に接した時、子供の頃からの疑問は殆ど解明されました。そしてそれらは科学的説明がなされていました。以来、私はスペースブラザーズの教えは科学的根拠に基づくものと思いました。
 宇宙的な内容は非常に多岐に亘ります。

 

 今回、益子祐司氏によって「オムネク・オネク」「ハワード・メンジャー」が紹介されました。そしてジョージ・アダムスキーの「地球人よ、ひとつになって宇宙へ目を向けなさい!」(※原題:宇宙のパイオニア)が出版されました。アダムスキーは1936年に「ロイヤル・オーダー」(※たま出版・絶版)を著しました。この本は宇宙の法則性と真理を説いた素晴らしい書物です。

 

 次に1949年に小説として今回の「地球人よ、ひとつになって宇宙へ目を向けなさい!」を発表しました。続く1952年にカリフォルニア州の砂漠・デザートセンターで円盤で飛来した金星人オーソンとコンタクトしました。このコンタクトは複数の同行者が目撃証人となりました。
 このコンタクトと後のUFO同乗体験は「第二惑星からの地球訪問者」(※原題:空飛ぶ円盤実験記と空飛ぶ円盤同乗記の合本・中央アート出版)に述べております。
 今回の「地球人よ、ひとつになって宇宙へ目を向けなさい!」は小説の装いをしていますが記述の内容は大変リアルです。
 宇宙空間の様子、月面の様子、太陽系の各惑星の様子、各惑星や地球の歴史の記述はどれを取っても具体的な数値や科学的な説明を伴っております。
 UFOと宇宙の真実の関連をダイジェストで述べております。
 そのなかで3次元、4次元以上の次元についてもハッキリ示唆しています。
内容の全ては今日の「オムネク・オネク」や「ハワード・メンジャー」の記述を予測するか又はこの二人がアダムスキーの真実を実証している様子にも思えます。
 アダムスキーの足取りを追ってみます。
 アダムスキーは8才から12才までチベットのラサに留学しダライ・ラマの住むポタラ宮殿で一種の修道士としてチベットの秘教や東洋哲学を学びました。
 その後、カトリック教会で判僧をしたり陸軍に入隊したりしました。除隊後主に米西部を本拠地に精神科学と哲学を教えています。その時の哲学を基に1936年に「ロイヤル・オーダー」を出版し、1949年に小説、「地球人よ、ひとつになって宇宙へ目を向けなさい!」(※原題:宇宙のパイオニア)を出版しました。 3年後の1952年にデザートセンターで金星人とのコンタクトを行い世間に発表したのです。
 私が思うには1936年の「ロイヤル・オーダー」発表以前にコンタクトしていたという解釈です。既に円盤に同乗していたかもしれません。この本に述べてある内容は一般の教義を超えています。そして科学的です。次に「宇宙のパイオニア」はタイトルが示す様に今日の科学を先取りしています。後に続くデザートセンターのコンタクトや円盤同乗の体験記発表に向けての布石です。
デザートセンターのコンタクトは一般的にもセレモニーではないかと言われています。金星人とコンタクトを行なった事実を世間に公表する為には証人が必要でした。私の単純な疑問は金星人オーソンの足跡を採取する為の石膏の準備が何故なされたのか。そこで、足跡を石膏で採取する事は事前に計画された事柄と思われます。

 

 スペースプログラムは地球人の平和の為のスペースブラザーズによるプログラムです。
 スペースブラザーズは宇宙を理解しています。人間の創造の目的と機能を理解しています。 しかし「宇宙の法則」に従って幼稚な地球人に全てを明らかにしてもらえません。
 地球人は「転生の法則:生命の連続」の中で学ばなければなりません。スペースブラザーズが徐々に教えてくれるのは私達がその知識を得るに値するレベルに至った場合です。
 その為に地球人には一度に教えずに「宇宙のパイオニア」の宇宙の真実の序文発表からコンタクトストーリーを経由して「オムネク・オネク」や「ハワード・メンジャー」のアセンションやカルマの法則に至るまで叙々に時間経過があるのだと思います。
 これらの事は特に「地球人上、ひとつになって宇宙へ目を向けなさい!」で述べております。

 

 私はこの数年間アダムスキーの「生命の科学」を日常生活中に取り入れて学び続けています。
 それは自分の生涯は今生だけではない事を実感したからです。
 来世、来々世・・・と続きます。
 来世は今生以上に目標を持って生きたいと思います。今は自分の進歩に結びついています。
 アダムスキーは「哲学は科学である」と説いています。そして次の様に言っています。「我々の兄や姉であるスペースピープルは「宇宙の法則」すなわち「創造主と母なる自然の法則」を研究し、自分達の事を知り、自分達がどう生きるべきかを学んでいます。でも我々地球人は、彼らのそんな生き方を受け入れていません。我々はこれまでに、彼らに対する憧れの様なものは抱いてきたかもしれませんが、彼らの哲学を受け入れようとはしませんでした」アダムスキーはこのように述べています。
 アダムスキー、オムネク・オネクやハワード・メンジャーから学ぶ事が数多くありました。
 私たちは過去の歴史で生きてきて未来の歴史にも登場するのです。
あらゆる生命を理解して地球の平和に貢献できるように目標を掲げ社会を通じて学び続けたいと思います。