投稿者 ミュー 日時 2001 年 8 月 14 日 20:58:37:
回答先: 靖国参拝 投稿者 らむじ 日時 2001 年 8 月 14 日 01:55:30:
みなさま、はじめまして。なぜお知らせボードなのかわかりませんが異論を書いておきたいと思います。宇宙哲学を学ぶ人にも色々とご意見があるようです。意見はかわしたほうがいいでしょう。一石を投じたいと思います。
|> 小泉首相が昨日(13日)靖国神社に参拝した。
|> 個人的には彼が参拝してもしなくてもさしたる
|>
関心はないのだが、国家のありようというものを
|> 考えた場合近隣諸国の圧力にくっせず、参拝した
|>
ことは日本の威信が保たれたと思う。外圧に
|> 腰くだけとなり参拝を取り止めた歴代の総理とは
|> ひと味違う。
日本の威信が地に落ちています。これで日本の国連の常任理事国入りが数年遅れることになるでしょう。常任理事国は「平和を保つために努力を惜しまないこと」を要求されることが世界の暗黙のルールです。
|> 戦後56年が経った今なお、近隣諸国とりわけ中国
|> と韓国は過去の日本の過ちを許そうとしない。
「日本の過ちを許そうとしない」のではなくて、「日本が過ちを反省しようとしていないことを許さない」のです。各国の談話はHOTですが内容は一貫として冷静な原則で語られています。「日本の過ちを許そうとしない」と言っているのは日本国内の一部の勢力が捻じ曲げているのです。国際法の分野では、敗戦国は平和条約を結ぶ過程において交戦相手の国家群にしかるべく謝罪をします。イタリアもドイツも国家レベルで謝罪を行いましたが、日本だけはしていません。常識が通用しないのが日本だと受け止められています。
|> もちろん彼らにとって屈辱的な歴史を拭い去ることは
|> なかなかできないだろう。しかし戦後日本は昭和天皇が
|>
近隣諸国に謝罪しなかったという点を除けば、経済的にも
|> 技術的にも随分援助をしてきたわけだ。
昭和天皇の問題は重大です。第二次大戦中、昭和天皇は単なる君主ではありませんでした。三軍の統帥権を持つ宗教的権威を併せ持つ絶対的権力者でした。東条首相ですら、縮みあがるほどの権威者でした。軍がこれ以上の進軍は国家レベルでの危険をともなうと進言してもいう事をきかずに戦線を拡大する方向の発言しか御前会議では認めませんでした。ヨーロッパ戦線で言えば、天皇ヒロヒトは、ヒトラーに相当するほど対戦国に憎まれました。天皇ヒロヒト、つまりはヒトラーがさばかれずに、逆に、その手下となって諸国の民を殺戮してまわったA級戦犯を靖国神社に合祀するということが70年台に行われました。A級戦犯あるいはヒロヒトの行動を、賛美することが靖国神社の本質です。一方においてこのようなことをしながら、謝罪らしい謝罪を国としてひとことも言っていません。社会党首班の時期ですら、謝罪ではなく、「過去の戦争を遺憾に思う」ぐらいの発言しかしていないていたらくです。いったいどこの先進国にこのような厚顔無恥な国があるでしょうか。エリを正して過ちを認め、謝罪しなければばりません。近隣諸国が「日本の過ちを許そうとしない」のは、あやまっていないからです。ごめんなさいと言わなければ許そうにも許せないでしょう。あやまりもしないでどんどん危険な戦前の国家主義的風潮が復活しつつあるように見えてしまいます。反省しないから又するに違いない、そのように思うのは当然です。
|> 経済的にも技術的にも随分援助をしてきたわけだ。
どのように金額が出ているかわかりますか?援助には必ずヒモがつくのです。ダムを建設する資金を提供します。するとダム建設を受注するのは日本の企業なのです。なんであれ、この種のワイロ性が確立しないと日本から資金は得られません。いらないダムを作ることを決定した首班には日本の企業から資金援助が出ます。絵を描いた日本の政治家にもペイバックされます。日本の報道ではこの種のことはほとんど出ません。しかし、ここで挙げた一例は氷山の一角なのです。ヨーロッパやアメリカからの資金援助にももちろんこういうワイロ性が多少なりともありますが日本のように露骨に行うこともありませんので、ダム建設の例でいえば地元の企業が入札して国が潤うことのほうがはるかに多いのです。本当に必要なのは人道的援助であり人的な援助なのです。教育や福祉医療方面、テクニカルなノウハウの移植などです。しかし日本はそのような援助はほとんどしません。これは事実です。日本は、自分が儲かることにしか金を出さないのです。けしてほめられることではありません。
|> ここ数年は教科書問題も、靖国参拝にしてもどちらか
|> といえば政治的な切り札に使われているような気がする。
|>
日本の中にも何かと言えば、中国や韓国に肩入れする
|> 人間がいるがいったい彼らは日本という国をどう考えて
|> いるんだろう。
どう考えているのかわからないのは、以上のような事実を日本の報道機関がニュースにしないことです。私は中国や韓国に肩入れしているのではありません。スペースブラザースは特定の国家や政治勢力の支持をしません。私も同じです。私が指示するのは、各国人民が正しくお互いを尊重し理解しあう方向性です。残念ながら今の日本は落第です。
|> 冷戦構造が崩れ、世界は今経済を中心にグロ−バルな関係
|> を築き始めた。この関係はかってのたたけばすぐにヒビの
|>
入るようなもろいものではなく、非常に複雑にかつ柔軟な
|> 関係として成り立ってきている。それゆえに互いが大人の
|>
態度で接することが必要だ。
大人の態度で日本が各国に接するのならば、まず、以下の用件が必要でしょう。これは、戦後まもなくからずっと言われ続けていることです。国際的な局面で日本が平和のリーダシップを取るつもりならば是非とも狭い了見を捨てて以下の用件を行うべきでしょう。
A。天皇の戦争責任を国家レベルで断罪し天皇中心の歴史観宗教観に特別な権威を与えるいっさいの政治行動を禁止する。
B。神社=天皇中心思想から国家を分離する。これは憲法上からも妥当。だいたい憲法を守れないような国をどこの誰が信頼してくれるだろうか。
C。A級戦犯の靖国への合祀を、過去に遡って、過ちであると認め各国に正式に表明する。これにて、戦争責任者の神格化を国がしようとしているのではないという証明になる。
D。国立の戦没者慰霊のための施設を作る。特定の人物を神格化するのではなく、日本や、日本以外のすべての、戦争でなくなった人に、今後の平和を誓うための施設だ。アメリカでいえば、アダムスキーも埋葬されているアーリントン墓地みたいな感じでいいだろう。各国首脳が宗教や歴史的しがらみを抜きにすなおに訪問できるのがアーリントンのいいところだ。外国の方で、靖国におまいりできる宗教者はいないだろう。これではダメなのだ。
E。以上をふまえて、真に日本が世界平和のために奮闘するのだという姿勢を保ち続けることが大事だ。ともすると、国家主義的な風潮がすぐにひろまりやしのが日本だからだ。
大人の態度で日本が各国に接するとは、以上のようなことを言う。以上を達成すれば、各国も大人のして認めてくれるだろう。
|> 靖国参拝に対してヒステリックに反対を唱える連中は
|> ドイツのように「アウシュビッツはでっちあげだ」と言えば
|>
逮捕されるような国にしたいのか。
「アウシュビッツはでっちあげだ」と言う人は、気が狂っているのです。ナチズムの復活を目論んでいるからです。ヨーロッパは民族主義の垣根を乗り越えて融和しようとしています。危険思想、戦争大好き思想、ホロコースト思想は弾圧するのがあたりまえだというのが彼らの考え方でしょう。キリストの教えに反するのがナチズムですので、彼らの良心にも合致します。「でっちあげだ」という人々は、多くの場合、テロリズムに加担していますので、テロ防止にも役立つでしょう。
|> 人間いつまでもぺこぺこ
|> と頭を下げていたら卑屈になってしまう。過去の過ちを反省し
|>
不戦の誓いをするために総理は靖国神社へ参拝した。
|> そしてもうそろそろ大人の態度で新たな関係を築こうでは
|>
ないかと彼は言いたいに違いない。日本もそろそろ過去に
|> 決別して毅然とした態度で歩む時代が来た。
ですから、一度も謝ったことがありませんし、いいかげんな理屈でのらりくらりやってきたのが日本なのです。不戦の誓いをすることを小泉首相がしたとおっしゃいますが、あんなものはとてもとても。もしもドイツの首相がハーケンクロイツの旗で飾られた霊廟で、ヒトラーや、ヒムラーや、ヘスが合祀されている国家的施設で「平和の誓い」を宣誓したら、いったいぜんたいどうなると思いますか?非常識でしょう?日本は同じ事をしているのです。こんなこともわからないから小泉首相は外交音痴と言われるのです。これでは、日本の威信も地に落ちますよ、しかたがない。だった、馬鹿なんだもの。ホロコーストを賛美している施設で平和の誓いをやらかすなんてとんでもない!