投稿者 コスモス 日時 2002 年 9 月 16 日 09:20:25:
回答先: 代替エネルギー 投稿者 松本 日時 2002 年 9 月 14 日 22:43:24:
「代替エネルギー」に望まれる要素はなんでしょう?
1.軍事転用されない技術
まだ数十年間は地球上で、戦争が行われていたりするならば、軍事転用されやすい技術は、
仮に開発できたとしても公開を避けた方が無難でしょう。
2.エネルギー転換効率の制限
エネルギーの無駄使いを自分で管理できない人々がいるならば、無制限にエネルギーを取
り出せる技術が仮に開発できたとしても、やはり公開を避けた方が無難でしょう。
無制限にエネルギーを使えば、地球環境に影響がでるでしょう。
3.環境破壊を現状よりは改善できることをアピールできる
これは最低限必要でしょう。
特に地球温暖化を防ぐ(CO2削減)という、大義名分があると一般への普及にはずみがつくと
思います。
こういう要素が結構、大事なのです。(地球では)
4.個人レベルで取り扱える技術
私はこのアイテムが最も重要な要素だと考えております。
少なくとも一般家庭で使用するエネルギーの管理を、政府や企業から部分的にでも解放し、
個人に責任を持たせることによって、個人に省エネルギーを考える機会をもたらすことが
大切だと思います。
従って従来技術の延長線上にあって、かつ今、社会的に利用されている設備(いわゆるイン
フラストラクチャ)を流用できる範囲で、技術開発されることが望ましいでしょう。
以上の1〜4の要件を満たす代替エネルギー及びエネルギー
発生技術とは何でしょう。
まず、考えられるのは家庭で使える発電ユニット。
利点は、送電ロスをなくせる。各家庭で余った電力は電力会社に売ればよい。
CO2発生を防ぐためには、エネルギー源は太陽光、風力しか無いとみんな思っています。
燃料電池も安全性は高いが、石油から燃料をつくるのならばやっぱりCO2が発生してしまうし、
水素燃料を使うには、インフラストラクチャの整備が必要です。
実は、植物油原料の燃料を使えば、石油を使わないので、大気中のCO2を増やさずに済むの
です。
つまり空気中のCO2を原料として植物が油を作るので、炭素(C)を使い回すことになるのです。
植物原料を発酵させて、メタンガスとして取り出しても同じ効果が得られますが、メタンガス自体
はCO2よりも温室効果が高いと言われています。
とすると、行き着く先は
「植物油由来の軽油」+「ディーゼルエンジン付き発電機」
が一つの答えではないかと思っています。
問題は、この様な製品が家電品程度の値段で売られ、かつ植物油軽油が一般でも売られる
ようになった時、世の人々は本当に使ってくれるのか?
という点にあります。
やっぱり、「電力会社から電気を買ったほうが手間がかからない、楽だ」とみんなが思ったら、
何も変わらないのです。
|> |> 一国も早く、代替エネルギーの開発が
|> |> 必要であると思います。