投稿者 shimizu 日時 1999 年 12 月 31 日 09:08:23:
回答先: 初めまして 投稿者 SANO 日時 1999 年 12 月 29 日 01:13:38:
SANO様、はじめまして。
火星については昔から、最も生物のいる可能性のある惑星と
いわれてきました。実際に探査機が降り立った光景は荒涼と
した岩石が転がった乾燥大地といった印象です。見る視点に
よっては全く絶望的と言える程寂しい印象です。ところが、
火星に人が住めるかという話に飛躍しなくても、火星には水
と大気と太陽光があることは数々の写真やデータではっきり
しています。火星表面は起伏にとんだ地形と季節による色調
の変化が見られ、極地の氷は増減を繰り返します。これによ
って、火星大気の中に水蒸気の循環があることが分かります。
高地の山に向かって明らかな山岳雲が認められ、朝には霧が
立ちこめ、バイキングが着陸したユートピア平原では降雪を
示す写真が公開されています。
このような地球上に見られるような気象現象が示すように火
星には地球ほどではないにしても生命が育まれる条件はそろ
っています。
南半球はまるで月のようにクレーターに覆われ、高地になっ
ていますが、北半球は地球のような低地やなだらかな平原が
続き極地は永久氷河を抱え、季節によって溶けた氷によって
海ができていると考えられます。
マーズグローバルサーべーヤーに撮られた写真よると北極地
方の近くに、地球のツンドラの特徴に見られるような光景が
写真として公開されました。そこには大木が所々にそそり立
っているように見えます。
少しずつですが、生命を示す写真が公開されて行き、私達に
真相が公式に発表される頃にはすんなりと納得する道筋が示
されているのかもしれません。
今後ともご意見をお待ちしています。