投稿者 コスモス 日時 2004 年 7 月 11 日 07:26:13:
ことの起こりは6月の初めでした。
娘が最近、朝いっしょに学校へ行っていた友だちから、
「明日からいっしょに行くのを止めよう」と言われました。
心配なので、担任の先生に学校での様子をみてくれるように
頼む、手紙を書きました。
その後、3週間くらい後、娘が汗まみれで帰ってきたので、
妻がその理由を聞いたところ、
「友だちと一緒に学校から帰った時にプール用のバックを
7人分、持って帰ってきた」と話した、
とのことでした。
私は、夜、帰ってきてからこの事を聞いたので、娘が寝た後で
いろいろ話をして、とりあえず対策?らしきことを考え出した。
・まず何があったのか確かめるのが大切。
・結論を急がず、7人分も持つのは大変だ。そんなことを
頼まれた時どうしたらよいかを娘に考えさせるか
一緒に考える。
・娘自身が答えを見つけられるように手伝う。
・答えは一つでは無いことを娘が気づくように手伝う、
及び、気付くまで待つ。
・困ったことがあっても、どうしても解決しなければならない
思わなくても良いことを教える。
その次の日、私が夜、聞かされた話です。
娘が学校から帰ってから近所の公園に行き、その子たちに
いっしょに遊ぼうと声をかけたが、遊ばないと断わられた。
妻は娘から「どうしたら一緒に遊んでもらえるの?」と聞かれ
た時、「ママも解らないから、どうしたらよいかいっしょに考
えよう」
と答えたそうです。
妻はいよいよ心配してしていましたが、7月になったその日、
表題のとおり、夕食後、私が皿洗いをしていましたら、娘が
学校でのことを思い出したらしく、
「ともだちが少なくなってしまう」
と泣いていたそうです。
後で妻から聞いたら、学校帰りに「いっしょに帰ろう」と声を
かけたが、「いっしょに帰れない」と言われたとのことでした。
妻は「娘が泣いていても何も感じないのか!」と怒りました。
その夜、対策を考えて、担任の先生に相談にいくことになり、
私は次の日、勤めを休むことにしました。
次の日の午前中、先生に相談することを整理するため、今までに
わかっていることを妻と話し合った。
頭にきている妻をなだめながら、まず6月はじめから起こったと
思われることを整理しようと言って、いろいろと話をしている内
に、学校帰りに娘がプール用のバッグをたくさん持って歩いてい
た様子を見た人がいた以外は、全て娘から聞いただけなので、
「いっしょに学校に行かない」、「遊ばない」、「いっしょに帰
れない」など、その言葉のとおり言われたのだとしても、そうい
ういきさつになったのには娘の言動に何かきっかけがあったのか
もしれない。
という考えに落ち着いた。
ただし「いっしょに帰れない」と言われた数日前に、そういう
子たちの中の二人に近所で妻と娘に会った際に、こちらから声を
かけたのだが、話もしてもらえなかったという。
そんな話を聞き出すことができた。
そして妻が「どうしてあの二人と話さないの?」と娘に聞いたと
ころ、娘は「話をしないことにしている」と答えた、ということ
だった。
こういう扱いを受けたので妻は特定の子の態度に怒っていたのだ。
娘の言動か、あるいは相手の子どもたちに原因があるのかは全く
わからなかったが、この種の問題は下手に騒いで表沙汰になると
子どもたちの関係が傷ついてしまう。
また先生から「いっしょに仲良く遊べ」と言われたから遊ぶとい
うのも変な話だ。
休みを取ったその日、私は担任の先生に「午後、相談したい」と
いう旨の手紙を学校に届けた。
娘に頼むと渡すのを忘れるおそれがあるので。。。
もし都合が悪いといわれたらどうしようかと思ったが、わざわざ
父親が手紙を届けに来たという緊急度を察したのか、10時ごろ
家に先生から電話がかかってきて、面談OKとなった。
4時ごろから担任の先生と妻と私で面談した。
先生には大体の経緯を話して、
・娘の言動か、あるいは相手の子どもたちに原因があるのかは
全くわからない。
・子どもが遊び相手を作ってゆくのは、その子なりの生長と思
っている。
・親がお膳立てをして友だちができても、本人のために良いこ
ととは思っていない。
・困ったことが起きた時に、まず自分で考えから友だちや先生
や親と相談するという知恵を身につけさせたい。
という風に私と妻の考え方を話した。
そして、娘とその子たちとの関係が変わってしまっているよう
なので、子たちの様子をもう少し注意して見てもらえないかと
頼んだ。
先生にも事情をよく理解してもらえた印象を受けた。
先生自身にもお子さんがいて、ご自身の経験を話されてから、
「子どもと相対しながら親もいっしょに成長するのだと思います」
と励まされた。
娘とその子たちの関係が一気に解決した訳ではないのだが、少な
くとも妻にとっては「どうしたら良いか分からない」という状況
から抜け出せた様子で、ここ数日は落ち着いて過ごしています。
それにしても「子育て機会均等法」てな法律でも作ってもらって、
「子育て休暇」が自由にとれないと、父親は割が合わないなと感
じた一日でした。
すごーく長い話でしたが、最後まで読んでいただいてありがとう
ございました。