投稿者 らむじ 日時 2000 年 11 月 09 日 20:40:28:
みなさんこんちは、今日は未完成の中の完成という一見矛盾したお話です。
よく私たちは未完成な人間だとか、ス−ポ−ツ選手だと未完の大器などと表現します。
宇宙は無限の広がりを持っているそうです。その中を私たちは永遠に転生することが
出来るといいます。もし私たちがなにかひとつの事の完成を追い求めるとして、そうすると
無限の中を永遠に完成を追い求めることは、つまり永遠に未完成ということになります。
宇宙は完全な状態を保っています。つまりそれは完成しているということです。
その宇宙が人間の仕事に関しては、未完成を容認するというのは矛盾しています。
理解を容易にするために視点を変えてみましょう。
私はプロ野球のイチロ−選手の大ファンです。彼は日本で七年連続で首位打者を獲得しました。
日本においてひとつの完成を見たわけです。そしてそれを踏み台にしてさらなる上のレベル
(大リ−グ)に挑戦してつぎなる完成を目指して渡米するわけです。
もし彼が大リ−グで成功すれば、日本で過去になしとげた完成は小さなものとなります。
そして人はその小さな完成を踏み台にして螺旋階段を登るごとく上にあがっていくわけです。
人は決して自分を卑下してはなりません、私たちはいつも小さな完成の上に立って上を目指すことで
宇宙に奉仕しているわけです。そしてそれが宇宙が人間を愛している理由のひとつです。