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投稿者 松本 日時 2000 年 11 月 18 日 10:39:56:

回答先: Re 昔の宿題 投稿者 らむじ 日時 2000 年 11 月 14 日 00:57:14:

|> 私は物理学、特に「場」に関することはまったくの
|>しろうとでよくわかりませんが、

∇場の理論についておおざっぱな考え方が記載
されている本がありましたので、下記にその部分
を紹介します。難しい数式や理論展開も理解を深
めるためには必要ですが、イメージがわかれば
というのであれば、”不思議の国のアリス”の
科学版である「トムキンスの冒険」あたりが入り
やすいと思います。(不思議の国のトムキンス・
原子の国のトムキンス・生命の国のトムキンス・
トムキンス最後の冒険など)もしかしてもう読ま
れているかもしれませんが、念のため。

「量子力学の基本原理;アルバート」
”場の理論”
・量子力学の形式を特殊相対性理論と辻褄が合う
ように調整しておこうという話だ。
 この調整は量子力学の4つの原則には何の変更
も要求しない。変更が必要なのは、世界を認識す
るうえでの基本的な哲学なのである。あなたが
しなければならないのは、物質の世界が粒子から
なっているという考えを捨てて、それ以外の何か
で成り立っているという考えに慣れることである。
 相対論的量子力学では、無限に小さな物理系が、
空間全体のすべての数学的な点に固定されている
とイメージする。つまり、文字どうり無数の(系
を表す)矢がそれぞれの点に乗っているとイメージ
する。この無限に小さい系のどれもが量子力学の
系であり、それぞれがその隣と特別な方法で影響
し合うと定められている。これらの矢のすべてが
場と呼ばれる。

・そして、場の相対論的量子力学は仕立てあげる
ことができるのである。さらにこの理論は、物質
世界のお馴染みの量子力学的な物理量(つまり、
「粒子」の物理量)のほとんどを場の物理量とし
て解釈し直せるように作りあげることができる。
 例えば、与えられた空間の領域にある粒子の数
についての記述、あるいはその領域の粒子の種類
についての、あるいはその領域の粒子の物理状態
についての記述は、すべてその領域の無限に小さ
な場の系の量子状態についての記述に置き換えら
れる。

∇蛇足かもしれませんが、科学,生命,数学とか
についての一つの考え方です。この他にもいろ
いろな見解があるとは思いますが、比較的、標準
的な考えだと思いますので、ご参考まで。

「ミクロへ、さらにミクロへ:戸田盛和」
・科学は謎解きにたとえられます。シャーロック・
ホームズが、小さな手がかりをもとにして事件を
解決していくように、私たちも目に見えない原子
の謎にせまっていくのです。

・ギリシャの自然哲学者たちは若々しい想像力に
あふれていました。彼らの想像力のの中に現れた
自然像のあるものは、原子論といい、作用による
認識といい、現代の物理学が到達した概念と共通
のものをもっています。もちろん彼らの考えた
ことは、自然の本当の奥深さに比べればやはり
貧弱といわざるを得ません。それに比べれば、
現代の科学は比較にならないほど進んでいます。
しかし依然として、本当の自然は不思議さにおい
て私たちの知識を大きく超えていることも認めな
ければなりません。

・私たちは自然のある部分をいくらかくわしく知
るようになりましたが、他の部分では全く暗いと
もいえます。自然には科学がまだ達しえない
全体性、あるいは知恵といったものがあるように
思われます。これに近づくことができたとき、
科学はよりすぐれた文化になり得るにちがいあり
ませんが、そこまで行くにはまだ大きな障壁があ
るようです。人間は遂にそこまで行けないのでは
ないかという悲観論もありますが、それこそ「神
のみぞ知る」というところでありましょうか。

・数学が物理学の役に立つことに対してはガリ
レイ以来いろいろといわれている。ガリレイは
「自然は数学で書かれている」といった。「数学
は人間の抽象的な思考の産物なのにそれが自然現
象の記述に適合するのはたいへん不思議なことだ」
ともいわれる。しかし数学も物理学も人の心とい
う一つのものから出ているのであるから、これは
決して不思議ではないと思う。数学はもともと
自然現象から学びとった事象から具体性を削ぎ落
とし抽象化した産物である。

「物理講義;湯川秀樹」
・”論”は要するに論であって、いろいろなことを
言う。すると別の人があいつがあんなことを言うて
るといって議論する。”学”というのはもうできと
るわけやね。できていると思うわけやね。まずその
わく組みがきちっと決まり、そしてその後適応範囲
もわかってくるわけですね。その範囲内でうまく対
応づけられまして、ちゃんと教科書にも書いてある。
教えるのは”学”を教えるのが教えやすいし、学ぶ
ほうもこれを学ぶんです。

「ソリトン、カオス、フラクタル;戸田盛和」
・量子力学については、生命現象に対する科学の
アプローチの問題があります。よくいわれるように、
量子力学は物質の化学的性質や変化の原理的な理解
をもたらしました。生物はすばらしい機能を持って
いますが、生物の中でおこっている化学的な現象も
電気的な現象もすべて物理学の法則と矛盾すること
はありません。それなのに生命のあるものと生命の
ないものとは明らかにちがいがあり、それを明らか
にすることが科学に期待されているのです。
 デカルトは物心二元論を唱えました。たしかに
生物は無生物と同じように機械として理解できる
面もありますが、それだけでなく、生命、精神、
あるいは心とよばれているものは身体の一部に
局在した存在でもなく、科学的な還元論では理解
できない、もっと全体論的な概念としてとらえる
べきものかも知れないと考えている人が多いで
しょう。



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