投稿者 ITキッド 日時 2001 年 2 月 23 日 19:55:02:
4.特許に守られた先端技術
たつた一つの工業製品であつても、その中にもちいられている
技術は一つではありません。多くの要素技術の積み重ねによつて
一つの製品が形作られているのです。
たとえば自動車の場合も、走行性能や燃費効率の改善、安全性
やメンテナンス性の向上といつた様々な課題が存在し、それを解決
するために次々と新しい技術が開発されています。そして、その
一つ一つが特許・実用新案として権利化され、保護されることに
よつて技術開発の努力が報われ、次の技術革新へとつながります。
自動車のエンジンだけでも年間約一万一千件の特許が成立し、総
特許数は約二十万件に登ります。また、車体やタイヤの特許も
年間約二万五千件が成立し、総特許数は約三十六万件にもなります。
自動車の例に限らず、私たちの身の回りにある工業製品の多く
は、技術開発の成果である新技術をいくつも含んでいます。
特許や実用新案は、そのような新しい技術を生み出す上で大きな
役割を果たしているのです。
<特許・実用新案の例>
・チルトステアリングの発明
・バッテリー消費防止機構の発明
・バニティミラー付きサンバイザー考案
・サングラスホルダーの考案
・シ−トバックポケツトの考案
・パール塗料成分の発明
・リモコンミラーの電動制御方法の発明
・エアーコンディショナーの発明
・カーオーデオ装置の発明
・スピーカー機構の発明
・タイヤ素材の発明
・パワーコントロールユニットの発明
などなど