投稿者 コスモス 日時 1999 年 8 月 24 日 07:18:37:
題名「自己主張トレーニング」
ロバート・E・アルベルティ/マイケル・L・エモンズ著
菅沼憲治/ミラー・ハーシャル訳
東京図書
この本はより良い人間関係を作っていくための基本的な心がまえ、テクニック、訓練法
などをわかりやすく解説したものです。
かなり内容がある本ですので全てを紹介することはできませんが、特長としては、
(1) 次の基本的な定義について人間関係の例をあげて具体的に解説している。
「アサーティブ行動は、平等な人間関係を促進する。これにより、自分が自分の
ために行動し、びくびくせずに自分の権利を守るために立ち向かえるようになる。
さらには、自分の感情を無理なく表現し、人の権利を侵害することなしに、自分
の権利を行使できるようになる」
(2) 自己訓練法として、「自己成長記録をつけて自分自身を客観的に見たり、自分
の成長を振り返る」という取り組み法を推奨している。
この自己成長記録とは自分が取り組みたいこと、考えたいことを何でも記録する
のですが、その際に次の4項目に重点を置いて記録をつくるものです。
その4項目とは、
1) 状況/人
2) 態度(自分自身の態度)
3) 行動
4) 障害(アサーティブになることを妨げている問題点)
です。
またアサーティブネスの度合いを測るチェックリストも各種解説されいます、但し
少し分析的すぎて私には本の内容を全て実行するのは現在でも大変ですが。
私には「自己成長記録」は人間関係に特化した想念観察法とも言える自己観察
練習であり、自分自身を振り返るのに非常に役立つ記録となっています。
(実はこの本を買った当時に1か月程続けましたが、その後休止状態です。)
この本は95年の9月に見つけて買ったのですが、今回この書き込みをするため、
昔の日記を読み返していたら94年の11月18日に「人間関係が重要だ」ということ
を書いていました。
どうもこの想念がこの本を見つけるきっかけだったように思えます。
それにしても94年中頃から96年始めにかけての日記には自己観察や分析が
けっこう記録されており、それに比べて最近は何も書いておらず、レベルダウンし
ているなと反省しております。(半分自慢に読めたらすみません)
今はこの会議室に書き込みすることで自分自身を励ますことができればよいと
思っています。
もしこの本を読んで自己成長記録を続けているという方がいましたら、ぜひ
ご意見、ご感想をいただきたく、よろしくお願いいたします。
コスモス。