窓から手が・・・


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投稿者 瑠璃 日時 2000 年 6 月 02 日 22:26:45:

薄暗い部屋、開けっ放しの窓。
吹き込む風、ゆれるカーテン・・・
雷・・・そして雨・・・
雷光とともに
今日もあいつがやってくる。
雨に濡れた手が・・・

「じゃーんけーん、ぽん!!」

また負けた。

明日は・・・明日こそ勝ってみせる!
おれは世界で唯一
じゃんけんのできる足なのだから・・・。

今回はホラーではなく次の疑問がテーマ。
???なぜ窓から腕を伸ばして乾板を落としたのか???
言うまでもなくアダムスキーがネガ乾板を受け取った時のことです。

可能性1。
「窓あけて放り出すって乱暴だから。」
乾板は固い物に当たって少しひしゃげたと記述されている。
それくらい壊れやすいものらしい。
放り出したらもっと壊れていただろう。
メッセージを伝えるために乾板をアダムスキーからもらったのだから、
わざわざ乱暴に扱うとは思えない。
行儀云々の前に目的を考えると、この可能性は考え難い。

可能性2。
「わざと手を伸ばして落とした。」
窓が開いてそこから落ちてきたのではなく、
腕を伸ばすことで、"人から人へ"伝わったと意味を持たせる。
彼らはよく象徴的な方法を使う。
よって、この可能性はあり得る。

可能性3。
「まったく工学的な理由からそうする必要があった。」
1や2と違い、純粋に科学的な理由。
乗員が物を落とす場合はそうしなければならない理由がある、と考える。
ここから可能性3−1と3−2が生まれる。
私の答えは3−2だ。

可能性3−1。
「放り出したらフォースフィールドに跳ね返される。」
メッセージを伝えるためには乾板はフォースフィールドより外に出なければならない。
が、少しくらいの力で投げてもフォースフィールドに弾かれるということ。
円盤の重力場は惑星のそれと同じ構造をしている。
乾板を投げることはロケットを打ち上げることと同じだ。
力が弱いと戻ってきてしまうのだ。
よって放り出すとは思えない。目的は達成されにくいからだ。
強い力で投げ飛ばしたらどうか?
確かにフォースフィールドより外に出るとは思うが、
可能性1に述べたように壊れやすくなるだけである。可能性は薄い。

可能性3−2。
「腕を伸ばして、フォースフィールドの外に乾板を出してから落とした。」
フォースフィールドによって跳ね返らないように、あらかじめその外に出してから落とす。
腕力による加速度がない自然落下、最も穏やかな落とし方だ。目的が達成されやすい。
これだけでも十分なのだが、もう少し先を考えてみよう。
フォースフィールド(重力場)とは船体周囲の球形の場のことだ。
通常その最外殻はどの船体部分よりも外側にある。フランジよりも遠くにある。
しかし、この状態では窓からいくら腕を伸ばしたところで、乾板をフォースフィールドの外に出せはしない。
そう、腕を伸ばして、手が最外殻の外になるようにフォースフィールドの半径を小さくしたのだ。
まだある。フォースフィールドは宇宙空間で隕石に対する防護壁の役割を担っている。
そのとき最外殻は高振動状態になっている。隕石などはここで砕け散る。
だから腕を怪我しないように、振動数を低くしていたはずだ。
つまり、乾板を落とす時、円盤は浮いているのがやっとの状態だったのだ。
円盤に向かって何か投げたら、船体に当たったに違いない。

裏付け。
アダムスキー型として円盤が知られるようになったのはあの鮮明な写真の為だ。
他の多くはフォースフィールドの為に形が歪んで見えたりするが、あの写真だけは違う。
アダムスキーが写真を撮る時はフォースフィールドを弱めてくれた、という記述がある。
もうひとつある。
乾板を受け取った時の記述だ。
窓が開いて腕を延ばしたのを見ているのだ。
フォースフィールドが弱くない限り、そこまで見えることはない。
これらを裏付けと考えるかはその人次第だ。
この2つの記述には円盤を解くための鍵が含まれている。
また面白いことに、互いに証明し合う構造を成している。
これが彼らの伝達法の特徴である。


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