投稿者 ドライもん 日時 2000 年 6 月 20 日 23:28:35:
前回のバーチャルリアリティをひっくり返す問題は、
バーチャルリアリティの中だけでのお話でした。
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さて夜も深くなってきて、みんなが寝静まる頃、
おもちゃ箱の人形たちの時間がやってきました。
ある時は素敵な恋をする。
またある時は花の香りに囲まれて、
小鳥の声に耳を澄ます。
美味しい物を、思う存分食べ
野原を駆け巡ったりもする。
夜空に輝く星を見ながら、
永遠に続けと願う。
しかし儚いかな、すべてまぼろし。
お日さまが昇るとともに、泡のように消えてしまう。
◇
人の心は、移ろいやすい。
◇
宇宙が紡ぎ出している夢はどうだろうか。
日の出とともに、儚く消えてしまうのだろうか。
ほっぺたをつねると夢から覚めてしまうのだろうか。
にわか詩人の気持ちは、科学者に届くだろうか。
どうして無数の星々を抱えた宇宙が存在しているのか。
広大な宇宙の片隅の、この小さな惑星に、
多くの生き物が集うのは何故だろう。
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雨ときどき詩人のドライもんより。
堅苦しい話題ばかりだと疲れるので・・・