海馬と扁桃体


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投稿者 松本 日時 2000 年 10 月 01 日 20:19:02:

回答先: グリアないしニューロンないし脳 投稿者 スターダスト 日時 2000 年 10 月 01 日 18:01:53:

|> 海馬、扁桃体、A10神経系で
|> なにが起きているのかを
|> もっと知りたいと願っています。

|> 脳はもっともっと解明されると嬉しいと
|> 思っています。

「海馬と扁桃体とA10神経系」との関係は?
・海馬と乳頭体は脳弓でつながっていて、情動、学習、
意欲に関係している。扁桃体は情動に伴う自律的反応
やホルモンの分泌を調整し、情動全体に関係する。
・透明中隔は情動反応のレベルを支配すると考えられ
ている中隔核とつながっている。
・視床下部は体温調製や水分のバランスなど、身体の
自律機能をつかさどるとともに、下垂体を通して
ホルモン系をコントロールしている。・・・・・・
A10というのが見つかりませんでしたが。

 脳全体の系統図が書ければ全体像がもう少しわかり
やすくなるのですが。そのためにはfMRIやPET
などの最近の観測装置だけでなく、もっとリアルタイム
かつ高分解能の観測機器が発明されれば、もっと早く
正確に脳のことがわかるのでしょうが。
(この発明はどちらかと言うと物理屋さんの
仕事なのでしょうね。)
 どちらにしても、分析的なとらえかたと全体的な
とらえかたの両方が必要となるのでしょうね。

以下は参考です。
”退屈した脳が人を殺す”
「謎の科学30理論」1998年ユニバース出版の記事
ですが、引用文献が記載されていないので、詳細は
不明ですが、下記に概要のみを紹介します。

「退屈した脳はガンを作る」アメリカの精神生理学者
オーガスティン・デラペナ博士はこう主張する。処理
すべき情報量が足りないと、脳は自分の能力をもてあ
まし、体内にガンを作る指令を出すという。

・人間はなぜ眠るのか?この問題は古代ギリシャ時代
から自然哲学者や科学者たちによってくり返し議論さ
れてきたにもかかわらず、いまに至るも決定的な答え
が出されていない、いわば歴史的難問である。だが、
少なくともはっきりしていることが2つある。
 ひとつは、多くの人間が試みたにもかかわらず、
たとえば1ヶ月以上眠らずに生活できた人間がいない
ということ。
 いまひとつは、しかし生物全般を考えれば、睡眠は
必ずしも必要ではないということである。
 ゾウリムシは眠らないし、ゴキブリも眠らない。
 タコやイカ、魚も眠らない。彼らは確かに、1日の
間に1回かそれ以上、活動が低下する時間がある。
 だがそのようなときにも、彼らは刺激を与えれば
すばやく反応する。眠っているように見えても、実際
には軽い休息をとっているだけなのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 高等な動物ほどよく眠るということは、明らかに
よりすぐれた脳ほど睡眠が不可欠ということになる。
 ハーバード大学のアラン・ボブソンの言うように、
そこには「脳の脳による脳のための睡眠」が存在する。
 そして最後の「脳のための」を解き明かす上で鍵と
なるのが、逆説的にも「睡眠の発達した動物ほど脳の
情報処理能力がすぐれている」という事実である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 その理由として睡眠研究者が提出している仮説が、
子どもは目覚めている間に大量の新しい刺激を受け取
っているので、その情報を処理するために深い睡眠が
必要になるということである。・・・・・・・・・
 だがわれわれは年とともに、外界から子どもの頃の
ような新鮮な印象を受けることは少なくなり、しだい
に情報に反応しにくくなる。したがって深い眠りに
よって新情報を処理する必要がなくなる。その上
おとなは子どもと違って、知覚が受け取る情報を容易
に処理することができる。それは脳の「情報処理の
自動化」という現象が存在するからだ。・・・・・
 デラペナは言う。
 「生物の進化はつねに両刃の剣なのです。脳の情報
処理の自動化がもたらすマイナスの側面−それは、
知識と教養をそなえた人間が平凡な環境におかれると
退屈を覚えるということです」

 社長は短命、科学者は長命
 デラペナは、このように情報処理能力が過剰になっ
ている脳に注目し、次のような仮説を展開した。
「脳の退屈が慢性化すると何が起こるか−脳は無為
な状態が続くことに耐えられなくなり、自ら勝手に
情報を作り出そうとする。たとえば体内のあらゆる
組織に化学物質のメッセージをでたらめに送り出す。
その結果、体内組織ではまったく新しい情報源として、
たとえばガンをはじめとするさまざまな異常が発生
する−」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 




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