超光速実験


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投稿者 松本 日時 2000 年 10 月 14 日 16:48:35:

回答先: 地球外惑星 投稿者 松本 日時 2000 年 10 月 08 日 15:21:05:


以前、このような話題があったような。
どこだったか覚えていないのですが。

「超光速実験」
学研の最新科学論シリーズ”科学「大仮説」”
に記載の超光速現象の概要です。
・1992年、ドイツのケルン大学のギュンター・
ニムツとアキム・エンダースがはじめて、
トンネル効果における波の速度を測定する
きわめて簡単な実験を行った。
(トンネルを通過したマイクロ波は空気中を
通り抜けたものよりも速く検出器に到達する)
それは、ある種の波がトンネル効果を起こす
際には超光速で伝わることを疑いなしに証明
するものであった。

・先の実験から半年後、カリフォルニア大学
バークレイ校の量子光学のレイモンド・チャオ
教授のグループが、可視光の光子はトンネル
効果の際に超光速で進むことを示した。
・トンネルを通過した光子は、空気中を通過
した光子よりも1.5フェムト秒だけ早く目的地
に到着した。トンネルを通過した光子はどう
やら光速の1.7倍で移動したらしい。
・チャオは、この結果を「サイエンティ
フィック・アメリカン」と「フィジカル・
レビュー」に発表した。

・どちらもグループ速度が超光速で伝播する
ことは認めている。
問題は、このグループ速度で伝わったものが
情報か否かということなのである。

・もし信号が超光速で伝わるなら、現在の
物理学者が信じて疑わない自然界のルール
である”因果関係”と呼ばれるものが危うく
なる。

・たしかに現実世界においては、信号の問題
がここでの議論のように提起されることは
あり得ない。
いずれにせよ、ハイゼンベルクの不確定性原理
がトンネルを通過した粒子を正確に測定する
ことを許さないからである。

・ニムツの実験もチャオの実験もそれにオースト
リアとイタリアのグループによる2〜3の追試も、
超光速現象がたしかに存在することを示すほんの
手はじめの実験結果にすぎない。今後さまざまな
実験がこれに続くであろう。

・NASAは1997年、小規模かつ低予算ながら
「航行物理のブレークスルー」という名の研究
計画を発足させた。
この計画は恒星間飛行のフィージビリティを
探ろうとするものだ。
なかにはワームホールの利用、ワープ航法、その
他の方法によって恒星間飛行を行い、近傍恒星に
向かうといった荒唐無稽なアイデアも含まれている。




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