投稿者 瑠璃/佐々木和正 日時 2001 年 1 月 02 日 12:55:21:
さて、今日はもうひとつ。
去年の12月でやっと5年になる。回るのはいったいいつになるやら(笑)。
といって別に、焦っているわけでもなし。これからもゆっくりと続けるつもり。
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先頃アイデアが浮かび、磁気モータの原理がやっとわかってきた。
バーグの書いた「Motor Power」の意味が。
それはやはり呼吸をしているものなのだ。
何を呼吸しているのか?
それは勿論、”磁気”だ。
これでは何のことかわからないと思うから、少し言葉を変えよう。
「磁気モータとは、磁気を呼吸することで回るモータである。
呼吸により生命現象が発生し、この場合は回転運動をするのである。」
同じ事をもう少し簡単に表現してみよう。
「人間が空気を呼吸して生きているように、
磁気モータは磁気を呼吸して回転する。」
より正確に言えば、
人間は酸素を取り込んでいるし、植物が吸うのは二酸化炭素である。
人間には到底真似できない物質を呼吸している生物もある。
要するに、生き物は何かしら呼吸をしているということだ。
そもそも”気”は呼吸されるものである。
磁気も例外ではないのだ。
例えば、よく知られる気功法とは呼吸法のことで、
磁石に気功法を教えれば(うまく配置してやれば)回転する。
呼吸によって循環がよくなった、と、こういうわけである。
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では、自分の呼吸を意識しながら想像してみよう。
わたしは微生物と同じ生命である
植物と同じ生命である
惑星と同じ生命である
磁気モータと同じ生命である
同じ法則によって動き
おなじように変化・回転し続けるもの―――
*
走るときや泳ぐときに息継ぎが必要なように、
磁気モータが回転するにも息継ぎが必要である。
これは日常の考え方ではイメージしにくいが、
そういうときは自分を対象に置き換えてみれば良いと思う。
呼吸せずに動けるか?と言ったら、まずできない相談だろう。
はじめから回転運動ではわかりにくいので、
(実のところ、私がまだ解けていないので、)
簡単に棒磁石の反発運動について話そう。
棒磁石を横に置く。
次は棒磁石ひとつの場合の図である。・・・・・図1
−■■■+■■■−
と表示する。
−はそれぞれがNSとなる極であり、+はその中間、
■は充磁されている(磁気が溜まっている)場所である。
磁石ひとつでは両先端が−となり、呼吸はしていない。
では2つの棒磁石を反発させてみよう。
2つの磁石はNとN、またはSとSで反発している。
次は反発させたまま手で固定している場合の図である。・・・・・図2
−■■+■■■−□ □−■■■+■■−
反発している側の−極は先端ではなく、ちょっと内側になるのである。
□は放磁された場所(磁気がカラッポ)を示す。
それにつられて、+極の位置もずれる。
これは磁気を吐いた状態だ。
では逆に、磁気を吸わせる場合にはどうするか?
固定していた手を離すのだ。
すると、互いに反発して運動する。
次は反発運動している途中の図である。・・・・・図3
矢印は運動方向を表す。
←−■■+■■■−□ □−■■■+■■−→
そして互いに作用しないほど遠くまで動いたとき、
反発しなくなり、運動はとまる。
次は運動し終わった図である。・・・・・図4
−■■■+■■■− −■■■+■■■−
この時、磁石間の距離が遠いため、ひとつの磁石と見なせる。
運動と同時に磁気の吸い込みは終わり、極の位置は元に戻っている。
こんなテキスト表記の模式図ではなく、
自分で実際に図を描いてみればわかると思う。
以上が磁気の呼吸と運動の関係だが、
「なぜ呼吸することが運動現象となり得るのか?」
については各自考えてみて欲しい。
「呼吸と磁石配置の関係」
や
「磁気モータが何を呼吸し、何に対して回るのか?」
を同時に考えると良いかも知れない。
*
結局、
”呼吸させるための磁石の組み合わせ方”
が当面の私の疑問点となる。
”NSと+−の関係”
もそうだ。
そしていつも行き詰まって思うことは、
”資料は最低限ネガと足跡で十分”
”全ての鍵は印象にある”
ということだ。
私はおそらく全ての答えを知っているのである。