投稿者 スターダスト 日時 2002 年 8 月 06 日 21:23:31:
回答先: 不確定性原理 投稿者 松本 日時 2002 年 7 月 28 日 10:04:03:
パウリの禁止則についての解説をありがとうございます。
|> ・なお、いまのところ、その理由を説明するわけには
|> いかないが、電子が沢山あるような状況のもとでは、
|> それらは互いに離れていようとする傾向を持っている
|> ことが分かっている。
ボソンよりもフェルミオンのほうが、より、
基本的な存在なのだ、と現代物理学は主張します。
そのよりどころのひとつが、この禁止則です。
アインシュタイン・ボース統計で測られる
ボソンの、場所を問わずに仲良く凝縮し排他をせずに
溶け合う様子のほうが、私には自然なのですが
どのようにプロットしても
フェルミオンの持つ、排他則のほうが、より基本的な
法則のようです。
だって、複数のフェルミオンを結婚させると
ボソンという家族になりますもの。
私の知る限りにおいて、
ボソンをいくら集めても、フェルミオンには
なりません。
そこで一句:
振動の、我ここに存在せり、どの命も大事(字余り)
お疲れ様でした。
|> 一個の電子がある空間領域を占有すると、別の電子が
|> 同じ領域にはいることができないのである。
|> もっと正確に言うと、スピンには二つの場合があって、
|> 2個の電子は互いに重なり合って存在することが
|> できる。
|> このとき、一方の電子はあるやり方で自転しており、
|> もう一つの電子は別のやり方で自転している。
|> しかし、それ以上の数の電子をそこにおくことは
|> できない。
|> 上の2個以外の電子は他の場所を占めなければ
|> ならないのである。
|> このことがじつは、物質が強さをもつ本当の理由
|> である。
|> すべての電子を同じ場所につめこめるなら、物質は
|> 実際よりもずっと濃縮したものになるはずである。
|> すべての電子を互いに重ね合わせることはできない
|> という事実こそ、机やその他のあらゆるものを固く
|> している原因である。
|> 物質の性質を理解するためには、明らかに量子力学
|> を必要とするのであり、古典力学で満足するわけ
|> にはいかない。