投稿者 スターダスト 日時 2004 年 5 月 18 日 02:11:09:
回答先: Re: あほげな提言 投稿者 /Ka++ 日時 2004 年 5 月 17 日 06:15:54:
うーん、壊れてしまった経験がありますが、結構しぶといですよ。私の場合には誰が見ても順風満帆(じゅんぷうまんぱん)な高校生でしたが内実、自己矛盾でつらくてつらくて、で、遊びの一環だったかもしれませんが深夜に自宅近所の高いビルに登って(そこには柵がないことを知っていました)屋上でヘリに足をブラブラさせていました。死ぬつもりとかないはずでした。頭はすごく冷えていたんで。どんな気持ちになるのか状況を作ってみたんです。冷えていたんで。生きようとか死のうとか考えられない状況でした。
私の生涯で最初の奇蹟はその時に現れました。
あろうことか、普段ろくすっぽ話しもしなかったクラスメートが、その屋上にあらわれて私を羽交い締めにし、引きずり出し階段室までチカラヅクで連れて行かれ。水泳部にはかないません。
自転車で40分かかるんです。そいつのウチから。電話で話しとかしたことないし。でも、ソイツは、私の家を住所から調べて、近所を探しまわったんです。汗だくでした。
なぜその夜私が冷たい気持ちになったことを彼がわかったのた未だにわかりません。あくまでキマグレな冷たい遊びだったのです。ですので彼の救助は、それは奇蹟以外のなにものでもありません。
自転車にのせられてそのまま海岸までいきました。なんだかわかりませんがポケットからウイスキーの小瓶を出してくれて、飲ませられました。熱かった。五像六腑が叫びました。うまい、って。
しぶといなぁって思いました。そのとき、冷たいものが去って行きました。同時に恐怖がやってきました。私は震えましたし、彼は、ひたすら暖かいなにかを探してくれました。そんなわけで、私はその後も生きています。
なぜ彼が救ってくれたのか本当に未だにわかりません。このあいだ新聞に彼の投稿が載っていて、あいかわらずバンカラ(死語)だなぁと思いました。エダマメのおいしい食べ方についての講釈でした。彼の発達した親指と人差し指が茹で上がったエダマメに塩を振りかける、そんなイメージがいきいきと浮かび上がって、そうか、彼も今幸せなんだなぁと嬉しく思いました。