投稿者 スターダスト 日時 2004 年 12 月 18 日 11:02:38:
興味深い記事を見つけました。
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●ベニクラゲ研究室
http://www2u.biglobe.ne.jp/~moozoo41/
老化を防止する方法があります
ベニクラゲ、それは地球上で唯一の、不老不死の生物
ベニクラゲとは?
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【ちょっと引用。】
『ベニクラゲは成長しても体長が1センチにも満たないため観察が非常に困難で、ポリプから離れた後、海の中でどのように生きているかほとんどわかっていません。彼らの一生にもサケのような壮絶なドラマがあるのかもしれませんが、一つだけいえることは、弱いものや生き残るために有利な能力のないものは、あっけなく死んでしまうということです。
こうして強くしたたかな遺伝子を持ったものだけが生き残り、生殖を終えて力つき海底に沈んでしまいます。ベニクラゲの体はここからゆっくり変化してゆきます。まず触手が縮みはじめ、口の部分がすぼんで全身の筋肉が収縮し、やがて丸いさなぎのような状態になってしまいます。
顕微鏡映像で見ると、若い細胞がどんどん増殖して新しい姿を形作ってゆくのがわかります。クラゲの姿は完全に消えて、さなぎからストロン『走根(そうこん)』と呼ばれる細い根のようなものがすごい勢いで伸びてきます。ストロンは岩にへばりつき、そこから幹が立ち上がり枝が生えて、再びポリプとなってよみがえったのです。
死んだような状態になってから復活するまでに丸二日かかります。この奇跡の48時間で彼らは完全によみがえり、新しい一生が始まるのです。 』
【引用終わり】
私が思うに、問題なのは、通常の細胞の分裂能なのですね、通常は有限回なのです。回数は忘れましたが、人間ですと確か二十数回だったはずです。それ以上は分裂できない。これは新陳代謝の限界を示す限界を表しています。
そしてもうひとつ注目点。皮膚用の細胞、骨用の細胞、のDNAはどれも同じですが、違う細胞です。受精した卵子から個性ある細胞が分裂の結果できあがります。個性ができあがてしまうとそれを修正することは難しい。鼻の細胞から心臓の細胞を作るわけにはいかないのです。そこで個性が出る前の細胞がないかどうかを探していたりします。骨髄の中にある幹細胞などが有力だと聞いたことがあります。
ベンクラゲは、上であげた2点を突破して生まれ変わっているに違いありません。永遠に新陳代謝するどころか、生まれた時の姿にまで戻ってしまうほどなのです!
研究が進めば有効な知見が得られるのではと期待してしまいます。主流の医学・生物学の研究ともあいまって細胞の秘密があらわになると良いですね。たとえば、怒る心があると細胞が老化しやすいということの仕組みが詳細に調査されるとか・・