投稿者 らむじ 日時 2001 年 2 月 26 日 00:38:49:
ウォ−クマン開発のお話で思い出しましたが、
(株)ソニ−木原研究所社長 木原信敏氏は
昭和24年、ウォ−クマンの原点である
日本最初のテ−プレコ−ダを開発されたかたです。
このときの開発話はとてもおもしろいですよ。
蓚酸第二鉄をフライパンで煎って、透明ラッカ−
と混ぜてスプレ−ガンで紙テ−プに吹き付けた
そうです。
このときソニ−(当時:東京通信工業)の井深氏は
「タヌキの胸毛が一番きれいに塗れる」と
言ったそうですが、大した事はなかったそうです。
紙テ−プは当時ソニ−で使っていたテレックスの
祖先のような印字電信機の8ミリ幅のもので
5メ−トルの長さの録音テ−プを作り、あらかじめ
木原氏が手作りしておいた録音再生ヘッドで
実験録音したそうです。
最初に録音した言葉は「本日は晴天なり」
ここから日本のテ−プレコ−ダ開発が
始まったわけですね。
『メタルカラ−の時代 2』 小学館 参照