投稿者 スターダスト 日時 2001 年 9 月 16 日 18:24:04:
回答先: ス:因果と自由意志その1 投稿者 スターダスト 日時 2001 年 9 月 16 日 18:06:31:
松|> 最終的には”意識”が何であるかが解明されなければ
松|> わからないことなのですが。
意識について少しずつ解明され、我々の理解も
深まるものと信じて意見を交換させていただきたいと
思います。
松|> 「因果律」
松|> ---古典力学における原因と結果の関係
松|> ・古典力学の問題は、初期条件を定めれば、その結果
松|>
が数式で表されるか否かは別として、唯一つに定まる。
松|> もし、世界中の全粒子の運動方程式と初期条件を知っ
松|>
ている悪魔---これを「ラプラスの悪魔」と呼ぶ---が
松|> 存在すれば、この悪魔は世界の未来を知り得るだろう。
ニュートンの力学とマクスウェルの電磁気学が成立した
ときに、この重要なテーマが勃興したと思います。
そして今もなお、おおきなテーマです。
我々の肉体の各粒子が、素過程を表す
物理学的な方程式に従って運動するのならば
未来永劫にわたって、原理的には
計算可能であり、いかなる未来においても
解が決定しうる。
(ここで、実際に人間が計算機で
計算できるかどうかについては
討議の対象ではありません。人間が計算して
わかるのならば、それは、未来を予報したという
ことになるだけです。予報できなくとも
未来が確定している、、と
考えられ、かならずしもそのことを
人間が知っているとは限りません。
決定されている未来について
我々人間は、たんに、その未来を
知らないだけで、自分に自由意志が
あるのだと勘違いしている可能性が
大である、、と考えられるからです。
ここにいたっては、たとえば
人間の努力とはなんなのか?ということにも
なりかねません)
なお、
アインシュタインもまた、
未来は決定済みであるとの
考えを強く抱いていました。
彼の人生哲学は、この決定論に
かなり影響をうけています。
我々の行動はすべて
宇宙が開闢したときに既に決まっているのだ、、と。