投稿者 スターダスト 日時 2001 年 9 月 16 日 19:10:06:
回答先: ス:因果と自由意志その4 投稿者 スターダスト 日時 2001 年 9 月 16 日 18:59:02:
松|> ∇従って、ハンフリーズのように、厳密なカルマの
松|>
法則と自由意志を人に同時に適応することは矛盾が
松|> あり、どちらか片方を捨てなければならない。
松|>
つまり、人に対し厳密にカルマの法則が適応されて
松|> しまうと、人の自由意志は存在できなくなってしま
松|>
う。ただ人生という3次元の映画を意識によって
松|> モニタするのみという体験に制限されてしまう。
松|>
また、原因と結果との関係も単純化されており、
松|> ゲームの世界なら適応できるようにプログラムを
松|>
組めば可能だが、現実の世界への適応の可能性に
松|> ついては説明が無理と思われる。
松|>
少なくとも自由意志と共存できないとすると厳密な
松|> カルマの法則はナンセンスではないのだろうか?
物理学の方程式が素過程のレベルで
決定論に従っているのならば、という
仮定において
自由意志やカルマの問題はまったく無意味です。
そして、決定論をくつがえすような
方程式ではないようです。
なにしろ、
今後、いくら物理学が進歩しようとも
量子力学だけは
書き換えの必要がないでしょうから。
そして量子力学の方程式からは
決定論しか見えてきません。
誤解が発生するといけませんので
注釈をいれます。
私は決定論者でもありませんし
量子力学を否定する者でもありません。
この矛盾は長年、私を悩ませました。
もうひとつ発生しうる
誤解をあらかじめ解いておきます。
たとえば、
場の理論、
素粒子論や
重力理論、
スーパーストリングセオリーなど
物理学の根底をささえる
諸理論がますます発展していったとしても
これは、量子力学を否定する結論は
決して出てこないことでしょう。
むしろ量子力学の正当性をますます
強めていくことでしょう。
各理論は量子力学の言葉で
語られるからです。