投稿者 スターダスト 日時 2001 年 11 月 05 日 21:32:12:
回答先: Re: ス:因果と自由意志その2 投稿者 松本 日時 2001 年 11 月 04 日 18:26:49:
|> この原理が採用されれば、世界線が時間において
|> 閉じている「観測者」(物質系)の存在は矛盾を生
|>
じる。
|> というのも、容易に示されるように、閉じた世界線
|> の存在(これは、整合的であるためには、無限に
|>
絶対的に反復しなければならない)は、ひとつひとつ
|> の単一の記録(因果的記録)を周期的に破壊すること
|>
を意味するだろうからである。
ポパーらしいというかなんというか。
うーん。
私にはこのへんがさっぱりわかりません。
お恥ずかしいことです。
わからない理由をすこし列挙します。
1.ライトコーンの外側と内側に因果関係が
ないのは時空の性質として(暫定的にですが)
正しいものとされています。
2.ポパーはこれを決定論者への反証とみますが
ライトコーンの内側と外側とは、そもそも
なにも関係がないので因果関係の作り様もありません。
3.ポパーは、観測系を空想の上でどんどん乗り換えて
全体的な視野でもって、因果関係の不備を唱えますが
そもそも勝手に乗りかえる事は、宇宙の法則上、無理です。
タイムマシーンに乗って先祖を殺して自分がまだ生きているのは
どういうことだ?因果関係は崩壊した、、
と主張しているようにさえ聞こえます。(例えばなしですが)
たぶん以上に列挙したのは私の、ポパーに対する先入観念
のせいで歪んでいることでしょう。もうしわけありません。
松本様の意図するところと
話題がすれ違ってしまいました。
もうしわけありません。
ポパーは、私がマルクス経済学を勉強するときに
しばしば比較対象のため、あげられた題材でした。
>∇宇宙は下記に述べられているように、多面的な
存在ではないかと思われます。
天体の運動などのように因果的な面、量子などの
振る舞いのような確率的な面、人間などの知識等
や意識などのような開かれた(自由な)面。
多面的です。ほんとうに充分に。豊穣です。
この多面性を理解しうるように設定されている
私達の機能が、この宇宙に誕生していることに
もっとも興味を覚えます。