投稿者 コスモス 日時 1999 年 7 月 31 日 07:05:31:
自分の描いた「イメージ」、あるいは「思いつき」が他の人も持っているということが
時々あるのではないでしょうか?
念のため「多数の人が同時にテレビを見て同じ様なことを思いついた」という類のこ
とではありません。あくまで偶然に思いつきが一致した場合です。
私にはかなり印象に残っている経験が2回ほどありました。
1度目は高校生の時、美術の時間に「自由に絵を描いてよい」というテーマがあり、
地球を卵に見立て地球の形をした卵の殻が割れて卵の中身(白身と黄身)が出てくる
イメージを絵にしました。
この絵は黄身に当たる部分も地球の形をしていて、地球が生まれ換わるというイメ
ージを描きました。当時は「UFOと宇宙」を読んでいた程度で、アダムスキーの本
は読んでおらず、「生まれ換わる」ということについてなぜこんなイメージを思いつ
いたのかは自分でもわかりません。
数年して神田の書店でアダムスキー関係の本をさがしていたところ、「テレパシー」
(文久書林版、当時)を見つけ、そのカバーの絵がほとんど同じイメージでした。
「テレパシー」の本自体は当時の東京月例会でテキストとして使用するため、既に
買って持っていましたが、その時私が見つけた「テレパシー」はそれより古い版でした。
売れ残っていた本を偶然見つけたわけです。但しその本は買いませんでした。
ちなみに「テレパシー」は現在のアダムスキー全集第2巻「超能力開発法」のことです。
非常に古い話で申し訳ありません。はっきり言って「テレパシー」(文久書林版)の
初期の版、しかもカバーを憶えている人はほとんどいないと思いますが。もしかしたら
「生命の科学」だったかもしれません。
2度目は25才ぐらいの頃のことですが、勤め先で「自分の夢」をテーマにした作文
の募集がありました。QCサークル活動(業務改善の提案活動)の一環でしたが、その
時私は所属するゲループのサークルリーダを努めており、上司から必ず書いて出すよう
にと言われました。
あまり作文は得意ではなかったのですが、「夢の途中」という題で自分の夢は宇宙旅行
をする事であり今はその途中段階であるという内容で書いて提出しました。
その作文の中で宇宙旅行の実現性については少し説明を工夫しました。ライト兄弟の
初飛行(1903年)から50年後には一般の人も飛行機による旅行ができるようにな
ったのだから、人類初の月着陸(1969年)から50年後の2019年には一般の人
も月ぐらいは行けるだろうと書きました。1958年生まれの私はその時61才にるが
、まだ体も丈夫だろうし月旅行ぐらいはできると思うと書きました。
この作文募集の対象者は600名ほどだったのですが、たった5人しか作文を出さず
優秀作無しで、私ともう一人の作文が入選作に選ばれました。作文で賞をもらったのは
この時が最初で、おそらく最後ではないでしょうか。
本題はその後です。これはいつの朝日新聞だったか憶えていないのですが、天声人語
に宇宙旅行の実現性について、私の作文と全く同じ様にライト兄弟の初飛行と月着陸を
比較して近い将来に実現する可能性は十分にあると書いてありました。
科学技術の歴史に興味を持っている人ならば思いつきそうなことですが、天声人語で
このようなことが書かれたことにびっくりしました。
偶然の一致か、それとも人間の持つ「イメージ」はどこかで共有化されているのでしょうか。
この様な経験をお持ちの方のご意見をいただけらと思いまして書いてみました。