投稿者 松本 日時 2000 年 11 月 05 日 11:36:24:
回答先: 本と相性が良い 投稿者 コスモス 日時 2000 年 11 月 05 日 00:25:05:
|> ちなみにその本の題名は、「唯心論物理学の誕生」です。
|> この書物の宣伝をするわけではありませんが、へへ。^^;)
∇本の紹介ありがとうございます。
H/Pで調べてみたら、ご紹介の本は
紀伊國屋書店の店頭に在庫がなく取り寄せ
可能な本となっていました。
時々、大きな本屋になくて、意外な所の
本屋にあるものです。これを見つけるのも、
テレパシーの練習になりますね。
唯心論物理学の誕生
―モナド・量子力学・相対性理論の
統一モデルと観測問題の解決
第1章 物理学と世界モデル
第2章 量子力学の構造と観測問題
第3章 観測問題に対するさまざまな解決案
第4章 モナド論的世界モデルの試み
第5章 世界モデルから経験世界の説明へ
内容は、この本を持っていないので、わかり
ませんが、目次から察すると、EPR問題の
解決のための仮説のようですね。
そこで、参考になればと思い、以下に関係
ありそうな本を並べてみました。
1.量子と混沌;1987年,地人書館
・1983年BBCラジオの番組”原子の中の怪”
のインタビューの記録をもとに作られた本です。
アスペ,ベル,ホイーラー,パイエルス,ドイッチ,
テイラー,ボーム,ハイリーらが登場しています。
2.量子と実在;1990年,ニック・ハーバート
・量子実在についてのさまざまな解釈を紹介して
います。
3.全体性と内蔵秩序(新装版)
;1996年,D.ボーム
・意識と内蔵秩序,物質、意識、そしてそれらの
共通の根拠、とかについて考察しています。
4.量子力学を見る;1995年,外村彰
・電子を用いた二重スリット実験や、アハラノフ−
ボーム効果の実験などを紹介しています。
5.不完全性・非局所性・実在主義;1997年,
マイケル・レッドヘッド
・量子力学の解釈についての科学哲学の視点から
専門的な議論まで含んで展開している。
6.心は量子で語れるか;1998年,R・ペンローズ
・宇宙と量子と人間の心をテーマとして独自の理論
を展開している。
7.シュレディンガーの子猫たち;1998年,
J・グリビン
・参考文献や索引もあり、読みやすい本です。
8.宇宙に心はあるか;1999年,V・J・ステンガー
・量子力学の解釈問題について現状と展望を提示
している。