投稿者 らむじ 日時 2001 年 6 月 17 日 22:04:35:
日本から海に捨てたゴミが海流に乗って
ハワイの近くに集まる、いわゆるゴミの墓場
があるという話を聞いたことがある。
確か発信機をつけたブイのようなものを
流して、ゴミの墓場を探り当てる実験を
していたように思う。
人間の想念にもそのような流れがあるかも
しれない。例えば、無数の人間が発した
幸福な想念が集まって一つの流れを作り、
どこかでひとりの人間がそれをキャッチして
以後信じられないような幸運な人生を送る
というようなことが起きたら、人生は楽しかろう。
その逆に人間の激しい欲望の渦や、悲痛な想念の
流れに出くわしたら悲惨だ。そこそこ幸せな人生が
あっというまに絶望のどん底に突き落とされる。
それこそ墓場の中にもぐりこんだようなものだ。
こういう想念の流れや渦に出くわすことがないよう
普段から自分の心の中にある、汚泥のような
想念の除去作業をしておく必要がある。
類は類を呼ぶというから。
大阪の教育大付属小学校を襲った、宅間容疑者などは
さしずめ欲望の渦に巻き込まれたに違いない。
本人の心の持ち方に問題があったことは否めないが、
人間がゴミと同じように垂れ流す欲望や、悲痛な
想念が消えない限り、思わぬ落とし穴にはまる
あわれな人間が後を絶たないのも事実だ。
被害に会った子供達の両親の気持ちを思うと
安易なことは言えないが、宅間容疑者一人を死刑
に追い込んでも社会が変わるわけではない。
いったいこの社会はどこへ流れていこうとして
いるのか。まさかゴミの墓場に向かっているのでは
あるまい。