投稿者 ドライもん 日時 2001 年 7 月 04 日 21:38:24:
想念観察について
まず最初に人間の一番自然な状態というものを考えてみましょう。
子供のような自然な心。
未来に向かう無限の可能性と夢。
出会う人、たとえその人がどんな人であろうとも、
親しき友人のように感じる気持ち。
見知らぬ人の中に囲まれていても、まるで友人、恋人と一緒に
いるのと同じような気持ちで楽しく過ごせる。
野に咲く草花の間を通り抜けてゆく、そよ風、と同じように、
自由で何事にもとらわれない。
いろいろなことは起こるけれども、おおらかな気持ちでいるので、
悩みも、苦しみも忘れてしまった。
もし、あなたがこんな気持ちでいるのならば、あなたは自然人。
想念観察も必要ないかもしれません。
しかし、もしそうでないならばその違いは何でしょうか?
そうですね、その違いは想念の違いですね。
理想とする一番自然な状態との比較によって、今まで見過ごしていた
習慣的想念を浮き彫りにすることができます。
注意すべき点は、想念とは頭で考える思考だけではなく、
体の感覚も想念であるということです。
例えば、根を詰めて仕事をしていると、後で肩こりに悩まされたりします。
そこで仕事の仕方を注意深く観察しますと、仕事中体が強い緊張状態に
あり、腕や首筋に不必要な力が入っていることに気づきます。
そしてこれが肩こりという一種の病的な状態を引き起こした訳です。
現在の状態と、自然と思われる状態の違いを注意深く考えてみることが、
おすすめです。
頭のてっぺんから、足の指先まで。
そうすれば、今まで心と体に病気を引き起こしていた習慣的想念に
気づくようになるかもしれません。
以上は、想念観察の一つの方法です。