投稿者 shimizu 日時 1998 年 1 月 21 日 22:53:30:
回答先: 害虫はなぜいるの 投稿者 野崎大輔 日時 1998 年 1 月 12 日 12:33:33:
害虫は困ったものですね。私もどれだけ多くの害虫を殺したことか知れません。ゴキブリが出たときには大騒ぎで部屋中かけずり回っては格闘することしきりです。いやなものはいやというのが正直なところでしょう。でも害虫といえども存在自体を思うと結構重要な役割を演じている場合があります。
こんな話があります。中国では共産主義のもとで作物を共同で増産する運動が行われました。しかしどうしても雀が稲を食い荒らすために人の喰い分が少なくなります。そうならばと全国で雀を害鳥として駆除を行った時期がありました。しかし結果は雀が減った分イナゴなどの害虫が増えてその後飢饉となってしまいました。人類によって時々愚かな実験が行われますが、これほどに自然はバランスで成り立っていることを教えてくれた例はないかも知れません。
害虫といえどもおそらく必要とされているから存在していると考えた方がいいのかも知れません。必要とされる原因があるから存在していると考えられます。食物連鎖の輪の中に形を変えて登場するのが害虫と呼ばれるものですから、いずれはほかの動物に捕食され、土に帰り、巡り巡ります。
動物、植物、物体すべてにじっとしているものはないですね。必ず動いています。
私たちの望む未来はどのような自然のバランスを展開して行くのでしょうか?