投稿者 Junichi 日時 1998 年 8 月 27 日 00:26:52:
回答先: Re2: 陰陽の真の目的とは 投稿者 誰か教えて下さい 日時 1998 年 8 月 13 日 09:41:45:
「誰か教えてください」さんは、難しいことをお考えですが、すでにご自分
で答えを持っていらっしゃるようです。
いまさら私が申し上げることも無いのですが、これは前記の補足になるかも
しれないと思いちょっと書かせていただきます。
男と女の肉体が与えられたことの深い意味というのは、なんでしょうか。
宇宙の創造という観点からは、そのプロセスで太陽という”陽”のエネルギ
ー源と、それからエネルギーを授与されて生命をはぐくむ”陰”なる惑星とが
考えられます。ここでは、陰と陽という2つのボデーを「生命」の創造と育成の
ために、それぞれを離れて設置しなければならなかった理由が考えられます。
しかし男女の間に全く違いはないのではないか、というお考えには同感です。
でも、そう考えるのは「心」のレベルではないでしょうか。本来、性別というの
は、子孫繁栄のために造られた器官による区別だというだけです。
魂のレベルでは男でも女でも同じだと思います。つまり、人間はいつか別の
性にまた生まれ変わるはずですから、そこに区別とか優劣などあるはずがあ
りません。宇宙的な実体は性別を越えたところに存在していると思います。
とはいえ、神はそれに大いなる喜びとか楽しみという情感を与えたので、昔
から詩とか歌に多く詠まれています。あるいは人生の半分、もしくは全部はそ
れだという人もいるでしょう。
その目的は「1たす1は3」という創造原理の具現化です。
言うまでもなく、男女が交わると子供ができます。雷雲の中で正電荷と陰電
荷が交わると雷光が発生します。この場合、雷光は第三番目の部分です。
意識と呼ばれる創造波動である神は、個体の複製を製造するのに、こうした陰
陽の法則を用いたのです。これはDNAレベルでも同じだと言われています。
(ついでに言うと、子供をはらんだ女性とはSEXを避けるというのは、胎児
に悪影響を与えないようにするためです。そこでは男性の欲求より胎児が優先
されます。)
博愛をあらわす言葉として、「相手のしてほしいことをそのまま相手にして
あげなさい。」というものがあります。この場合、相手が何をして欲しいのか、
相手の立場に立って考え、そして感じる必要があります。
ところで、男性が女性の立場に立って考えたり、その逆の場合など難しいは
ずですが、多くの転生体験を持つ場合、それがスムーズに行われる可能性が考
えられてきます。結局、誰でも体験したことはよくわかるのです。
それでは男の生涯の次に女へ、またその逆へとなぜ生まれ変わるのかという
ことです。
糸に吊るされた錘を考えてみると、それが静止した状態から、力を与えて片
側に押しだします。するとこの錘は右に左に振動をしはじめます。右側がプラ
スであり左側がマイナスだとすると、この錘はプラスとマイナスの間を揺れ動
きます。
この振り子は、振動の法則をあらわしていて、真ん中の中性点をもとにプラ
スとマイナスの方向に揺れ動きます。魂が男または女へ転生する場合にも同じ
法則に操られていると思うのです。それは、真ん中の中性(バランス)点をも
とに男と女に交互に生まれ変わりながら振動を続けます。
また、もう一つの理由として考えられることは、地上での男性と女性の役割
は違っていて、それぞれの性でよりよく学べる事柄があるように思われるので
す。つまり、子供を生むとはどういうことか女性でなければ解りません。それ
以外に、社会生活でも微妙な違いがあります。
ところで、原子ひとつを取ってみても、そこには陽電荷と陰電荷の絶妙な結
びつきがあります。物質世界では、普遍的に存在する原子は安定に存在する形
態です。これは、男女が結びついてできた「家庭」に似た形態だと思います。
それで、男女は結びついて家庭を築くことが必要だと思います。
人と言う字は、互いに支え会った二本の棒で構成されていますが、これも前
記の原理を表しているように思えます。
人間の脳は、右脳と左脳とで構成されますが、右が陽、左が陰という分け方
をする人がいます。右脳のインスピレーション力と左脳の論理力は、相互に支
えあって人間の思考能力を構成しています。このように、一人の人間でさえ内
部に陰と陽を備えるという驚くべき構造になっているのです。
もともと意識は中性的なはずです。しかし、人間界に生まれ出てくるときに、
その一方の電荷(性)を帯びます。これは物質的法則に近似しているように思
われます。
光と呼ばれる電磁波は、陰陽両方の電気を内蔵していて表面的には中性的で
す。
高振動の電磁波から生まれる素粒子は陰か陽の電荷を帯びます。そのように
不可視の状態から物質的状態に変化する時には、どちらかの極性を帯びるので
す。それと同じように、意識から生まれる人間は、男性か女性のどちらかにな
るわけです。
アダムスキー氏は母船中で「神」を描いた肖像画をみたといいます。それは、
20才くらいで、男女の融和した美しい姿であったそうです。
人間も多くの転生体験を積んで宇宙的に成長してゆくと、いつかは男と女の
首尾範囲をマスターした高度な存在となるのかもしれません。それは、前記の
中性点に限りなく近づいた、あるいはバランスを達成して進化、昇華した姿な
のかもしれないと思うのです。
Junichi