投稿者 スターダスト 日時 1999 年 10 月 02 日 21:55:05:
事故原因の詳細が報道されるにつれ
ため息をつくばかりである。
背景に、原子力のコストを削減せんとする為の
無理な人件費削減が見て取れる。
あの労働環境では、人手不足なのだ。
アメリカやロシアで、同工異曲の事故が
起きているが、人間の側の、ある種の
サボリによって、事故が発生している。
その道のプロが事故を起こしているのだ。
理屈はわかっている人たちが起こしているのだ。
彼ら個人のせいではない。
あの労働環境では、人手不足なのだ。
「仕事をもっと効率良く行え」という指示。
ちょっとしたミスが偶然うまくいく。
「なんだ、これでもじこにならないや」
という学習。
「早く仕事を終わらせたいから
途中の工程を抜かそう。」
「なぁに、いつもうまくいってるよ」
そして、彼らの知らないところで
たまたま濃度の濃い核物質が
彼らのもとへ
運ばれていく。
「濃度ぐらい知らせなくても
前回大丈夫だったし、
仮に、知らせなくても、
マニュアルどおりなら
この濃度なら安全に処理できるはず」
「仕事をもっと効率良く行え」という指示。
考えられないのであるが
大体上に書いてあるのが
ロシア、アメリカで起きた事故の
教訓なのだ。
真に怖いのは
人のエゴでゆがんだ心ではないのか?
我々はいつそこから脱却できるのか?
ため息をつくばかりである。