Re: 細胞の世界 E


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投稿者 松本 日時 2000 年 12 月 23 日 10:18:42:

回答先: Re: 細胞の世界 E 投稿者 ナチュリン 日時 2000 年 12 月 21 日 22:54:25:


|> *ずっと以前、確かポリネシアの住民の遺伝子と沖縄
の人か、鹿児島の
|> 人の遺伝子が血を分けた兄弟のような、類似性がある
と聞いたことがあります。DNAレベルからム−大陸を
研究するのも面白いでしょうね。

∇どこまで広範囲に、またどの程度緻密にミトコン
ドリアDNAのサンプルを取って解析をするかに
よると思います。沖縄とかに関しての調査が行われて
いるかということになりますね。
 今後いろいろな研究グループがサンプルを集め出
せば手がかりが得られるかも知れませんね。

∇なぜか、ミトコンドリアDNAによる解析結果と、
人類学者の説とはかなり隔たりがあるようです。
 これは、発掘における地層の年代の解析と、その
当時の気候(ミランコビッチサイクルなどの天体の
動きから見た氷河期/間氷期のサイクル仮説や、
南極などのボーリングによる地質調査結果等により
得られたデータから推定)の変化とかから結論が得
られると思いますが。

 安定な細胞核内のDNAではわからなかったこと
が、比較的不安定なミトコンドリアDNAの解明に
よってわかってきたということですね。が、変異は
2000年〜3000年に1回の割合で起きるようなので、
ここ数千年といったレベルでの解析にはかなりの
誤差が含まれそうですね。

 また、ホモ・サピエンスが約13万年前にアフリカ
に突然、出現したというのも不思議ですね。

「日経サエンス132のつづき」
 ミトコンドリアDNAの解析は初期のホモ・サピ
エンスは移動してきた新しい地で対抗したすべての
原人類(ネアンデルタール人など)にとって代わった
ことを示している。この結論は多くの人類学者の間
で論争中である。人類学者は、ホモ・サピエンスの
祖先は100万年より前にアフリカに出現したと
考えている。この人類集団が旧世界に広がり、各々
の地域でホモ・サピエンスとして別々に進化したと
している(「論争:ホモ・サピエンスはどこで誕生
したか」別冊日経サイエンス108「現代人はどこ
からきたか」参照)。



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