投稿者 デヴィリン 日時 2001 年 2 月 14 日 21:56:51:
みなさんこんにちは、デヴィリンです。
老化フリ−ラジカル説の話をしたけれど、
実際老化する前段階として酸化的ストレス
があります。
A,B 二つの物質があってAからBへ
電子が移動したとき、Aは酸化され、
Bは還元されるということだね。
酸素は本来酸化力が強いものだけど
活性酸素はもっと酸化力が強くてDNAなどを
酸化して傷害を与え、老化に至るんだ。
このような活性酸素などの酸化促進剤によって
人体には常時酸化の方向へのストレスがかかって
いてこれを酸化的ストレスと呼んでいるんだね。
ではこの酸化的ストレスから身を守るには
どうすればいいのでしょう。
実は人体にはスカベンジャ−(抗酸化物質)が
身体中のあらゆるところに待機しているんだよ。
例えば血液の中にはグルタチオンペルオキシタ−ゼ
という酵素がヘモグロビンが酸化されるのを
防いでくれるし、またカタラ−ゼという酵素も
血液中に待機して、過酸化水素を毎秒9万個の
ペ−スで酸素と水にかえてくれるんだよ。
また脂質に溶けるビタミンEは細胞膜に待機して
活性酸素が発生すると電子をプレゼントしちゃうんだ。
そして水溶性のビタミンCは細胞の水の部分に
待機して電子的に不安定になったビタミンEに
電子をプレゼントするんだね。
なんと心やさしいことだろう。
年に一回だけチョコレ−トをプレゼントして
大きな顔をする誰かの女房とは大きな違いだ。
うん?????。
また次回。