投稿者 デヴィリン 日時 2001 年 2 月 20 日 21:07:02:
みなさんこんんちは、デヴィリンです。
今回は体内ではつくられない
スカベンジャー(低分子抗酸化物質)に
ついてまとめてみよう。
@ビタミンE
細胞膜の成分である不飽和脂肪酸は化学的に
いうと、炭素が二重結合で結びついているため
二重結合の部分に活性酸素が結合するんだ。
つまり活性酸素に狙われやすいということだね。
電子的に不安定な活性酸素は不飽和脂肪酸から
電子を奪ってしまい、さらに電子を奪われた
不飽和脂肪酸は過酸化脂質となって他の
不飽和脂肪酸から電子を奪うという悪循環に
おちいることは第三回に書いたけれど、
この悪循環を断ち切ってくれるのが
ビタミンEなんだ。脂質に溶けるビタミンEは
細胞膜に待機して活性酸素が発生すると電子を
渡して消去してくれるんだ。
AビタミンC
活性酸素に電子をプレゼントして電子的に不安定
になったビタミンEに電子を渡してくれるのが
ビタミンCなんだ。
水溶性のビタミンCは細胞内の水の部分に待機して
ラジカルビタミンEに電子を渡して再生させる
わけだね。
EとCを欠乏させないことが健康維持と老化防止
の鉄則だよ。
Bベ−タカロチン
植物は毎日大量の紫外線を浴びつづけるわけだけど、
紫外線を浴びると活性酸素が発生するのは動物も
植物も同じだね。活性酸素に対抗し得る
ベ−タカロチンがもとからたっぷり備わって
いるんだね。
ベ−タカロチンと同類でかぼちゃに多く含まれている
キサントフィルという色素は、抗酸化力が強く
対ヒドロキシルラジカルではビタミンEの1000倍、
対一重項酸素の100倍といわれているんだ。
かぼちゃ好きの女性には朗報だね。
また次回。