投稿者 松本 日時 2001 年 5 月 04 日 13:53:35:
回答先: Re: 物理学と脳 投稿者 らむじ 日時 2001 年 5 月 03 日 22:56:28:
|> 太陽が冷たい天体でその周囲に大気がある
|> という塩谷博士のお考えはアダムスキ−と
|> 共通するものがあります。
∇よく科学を城にたとえて考えることがあります。
科学者のほとんどは、城のレンガを組み立てる職人
です。一人の科学者が一つのレンガを付け加えるのが
一般的です。ときおり1世紀に一人ぐらいの”天才”
が出てきて従来の城に比較的大きな変更を加えること
もあります。
一人で従来の城を壊して建てかえる程の人はまだ
出ていないと思われます。現在のように城が大きく
なってしまった場合はなおさらです。
そのうち城が古くなったら新しい城に建てかえなけ
ればならない時代がくると思われますが、今はまだ
従来の城で多くの人は満足しているようです。
なにしろ城の建てかえには、城を壊して、新たに
作り直すというとんでもなく大きな労力を必要とする
作業があるからです。従来の城を壊すためには、城の
弱点を十分理解し、根底から覆すような新しく、より
真実に近く間違いがないと思われる科学を構築する
必要があると思われます。冷たい太陽説には、既存
の科学の弱点を明らかにするような根拠についての
議論と実験が不足しているように思われます。
|> 天才の出現する要素はいろいろあって、地球の科学では解明
|> されていないけれども、過去生の記憶やまた、
|> 入れ替わりの法則(魂チェンジ)なども考えられますね。
|> 転生に関することを、科学的に研究されている方は
|> いるのでしょうか、ご存知ですか。
∇現在、生まれ変わり論者の筆頭格としては、
イアン・スティーブソンの名が挙げられますが、
多くの問題点も指摘されているようです。
直接的ではありませんが、わかる範囲で転生に
少しでも関係すると思われる研究者の名前を少し
探してみました。尚、これらの内容は”似非科学”
とも評価されていますので、鵜呑みにはできません。
まだ、転生を実証できるような手段を科学は持って
いないと思われます。
「宇宙に心はあるか,ヴィクター・J・ステンガー,
1999年,原書1995年」より抜粋
1924年;ルイ・ド・ブロイ---これは時代背景の参考
・波と粒子の二重性(転生とは関係ありません)
「量子物理学は心と脳の二重性、または魂と肉体の
二重性という考え方が正しいことを示している」と
考える人がおおぜい出てきた。
1934年;J・B・S・ホールデーン
・「心はものごとの波としての側面なのかもしれない」
1982年;フリッチョフ・カプラ
・「ターニングポイント」より
カプラはこの本で、人間から動植物、地球、そして宇宙
そのものに至るまで、あらゆる物質は一つの巨大な心の
一部なのだと述べる。カプラにとって全体論的物理学は
コズミック・コンシャスネスという漠然とした思想の
モデルなのだ。
1994年;フランク・ティプラー
・「不死の物理学−現代宇宙論と死者の復活」
199?年;ブライアン・ジョセフソン
・「心の場」は生命のプロセスであり、あらゆる自然
現象の基礎であると論じた。
「意識が拓く時空の科学,猪股修二,早坂秀雄,
ブライアン・ジョセフソン,2000年」より
(http://www.tcm.phy.cam.ac.uk/~bdj10/)など参照
∇転生に関して研究する場合、”意識”とは何である
のかということが重要なポイントになると思われます。
(脳と意識との関係の研究が、転生の解明のための
重要なカギの一つとなると思われますので)
下記の章は唯物論に反対する立場の検討を紹介して
いますので参考まで。(これは比較的まじめな検討
に思えますが、転生までは議論されていません)
「意識の認知科学,苧阪直行編,2000年」
”第9章,脳と量子過程−意識の科学的基盤”
Friedrich Bech,John C Eccles