投稿者 瑠璃/K 日時 2001 年 6 月 24 日 19:07:02:
「あなた正気ですか?」
「いーえ、正気ではありませんとも。少なくともあなたにとってはね。」
「顔も見たくありませんな。」
「ええ、お互いそのほうがいいでしょう。」
かくして、その星は境界線で2つに分けられた。
初の同意による住み分けがなされたのである。
それは実に淑女紳士的な喧嘩であった。
人口の変動によって必要な分だけは境界線をずらした。
それをおかしく思う人はいなかったし、相手側の領土をかすめ取ろうと言う人もいなかった。
これは彼らに、思想は違っても奪ってはならない、というプライドがあったからである。
他のことならば、彼らは何でも協力し合った。
土地開発や技術支援、経済活動など。
恋愛や結婚も自由だった。
境界線を超えて人に会いに行くことは珍しいことではなかった。
しばらくして社会に別の動きが生まれた。
どちらの意見もおかしいと言う者が現れたのだ。
かくして、再度住み分けが行われ、中立地帯が設けられた。
ここにはどちらの意見にも賛成できない者、どうでもいい者、
そして「トワイライトゾーン」のファン達が住むことになる。
そのときから境界線がぼやけ始め、
急速に中立地帯の領域が広くなっていったことは言うまでもない。
そうだ。あの頃からなんだよなぁ。
おれ肩身が狭くってさぁ。
だって日に日に仲間は減ってくるし、住む場所だってなぁ。
深刻だよホント。おれは末裔かな、なんてさ。
あ、おまえ笑ったな。
いいじゃねえか、お、おれの主食だぞ、主食!!
ああ、終わっちまう、終わっちまうぅ。
今年の戦争のテーマ「あなたはごはんにマヨネーズ派ですか?」
を最後に漠然と振り返ってみました。いかかでしたでしょうか?
来年はどんな戦争をするのでしょうね。明日の発表が楽しみです。
あ、そろそろ0時ですね。
除夜の鐘も鳴り終わったみたいです。
では皆様、来年も元気に過ごされますよう。ごきげんよう。さようなら。