投稿者 スターダスト 日時 2006 年 4 月 15 日 23:17:57:
回答先: ユダの福音書(コプト語版を英訳してのPDF文書) 投稿者 スターダスト 日時 2006 年 4 月 15 日 22:47:48:
○グノーシス主義についての説明
http://homepage3.nifty.com/mirandaris/gnosis.html
ちょっと上から引用しますと、
[quoted]
I) (キリスト教的)・反宇宙的二元論
II) 人間存在の三元構造 (肉体 sarks・心魂 psyche・霊 pneuma)
III) 人間の裡なる救済の可能性=至高霊の光の断片の分与
IV) 真実の忘却と、「真実開示者=救済者」による認識の回復=叡智
[/quoted]
この4原理がグノーシスの特徴のようです。
グノーシスとは「叡智・知ること」を表すのですが、主体が人間となっているようです。内在する「叡智」を知ることが目的のようですから。
ただ、この宇宙の創世は(いわば)旧約の悪神であり、イエスが伝える救済の神こそが信仰の対象であるという神話が目を引きます。
ギリシア語に起源を持つ単語、グノーシスの「知る」ことの意味ですが、たとえば、数学について学んで知る、という意味は薄いです。音楽を聴いて美しいと知ることがグノーシスに近いです。
グノーシスの神話はユダヤ民族の聖書から多種多様に変形していくわけですが…断片を少しばかり読んでみたところ、ひどく神秘主義的、心霊的なカンジを受けました。
たとえば、リリスという名前の蛇型の人間の女性が、エデンで悪さをしたことになっています。この種のサイキックな思い込み伝承による汚染はグノーシス主義全体に影を落としているかと思われます。
さきにあげた4原則のうち第一原則が最も問題だろうかと思います。
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