投稿者 スターダスト 日時 2001 年 4 月 18 日 15:09:24:
回答先: ヒトはどうして死にたがるの? 投稿者 瑠璃/K 日時 2001 年 4 月 16 日 22:58:13:
|> さんざ自殺したがっていた僕の先輩が生きていることを
|> さっきやっと確認できた
|> 薬の一気飲みだった 未遂に終わった
|> よかった
|> なぜだかしらないけれど涙が出てきた
重い話題ですし、ためらわれます。
最近、近しい人から
「死にたいほどの気持ちの苦しさ」について
聞くことがしばしばです。
この、近しい人は、鬱病です。
気持ちの流れがコントロールされておらず
ひたすら
辛い思考にはまりこんでいます。
大脳の中では
セロトニンという物質が
あるところで生み出され
別なところで受け取られ
あまったものは
別の機関で吸収分解されます。
生み出されて受け取られる、
この流れが非常に悪くなることと
ウツ症状が出やすいこととが
重大な関連があることがわかっています。
流れが悪くなるとひとことで
いいましたが実際には
産出する量が少ない場合、と
産出されても、受け取ってもらえない場合とが
あります。
後者の受け取ってもらえない方は、
不幸な想念の連続により
セロトニンが、かつては
多量に受け取られていたものの
現時点では
伝達機構が擦り切れているのだと
比喩してもいいかもしれません。
前者の産出する量が少ないほうは
心身のリフレッシュがむつかしく
バランスがくずれていて
セロトニンを作るだけのパワーが
ないのかもしれません。
流れにのらずに
つかわれなかったセロトニンは
分解吸収されます。
最近の抗鬱薬剤の多くは
このセロトニンの吸収分解を阻害して
セロトニン濃度を高めることで
受け取りのチャンスを高めようとするもので
多くの人に、実際に効き目があります。
ただし、薬剤の血中濃度が高くなるまでに
連続して医者の処方量にしたがって
服用しつづけなくてはなりません。
この薬剤は、風邪をひいて熱を出したときの
解熱剤にたとえられます。
高熱では、食事もとれないほど衰弱しますし
大脳にも危険ですから、ある程度の使用は
必要です。
しかし、年中熱を出しているならば
これは薬では良くなりません。
もともとの、免疫力を高める措置が
必要で、これは本人の問題となります。
まわりがサポートできるとしても。。。
まずは、抗鬱剤によって、気分を明るくすることが
第一歩。
そして、想念のコントロール方法や
リラックスする方法を学び
人生への取り組みかたをChangeすることで
大脳のシナプスの回復を待つことが
根本的な治癒策となります。
どちらか一方がかけても
本人にとっては不幸です。
なお、鬱な人に
「がんばれ」とは言わないように。
本人は、既に
わかりきっていますので
余計負担になります。
悲しんでいたら
きっとおなじところを
どうどうめぐりする
想念パターンに支配されていますので
その流れをちょっとかえられるように
ようく、話を聞いてあげるのが
一番です。
聞いてもらえるだけでも
本人は、自分ひとりで苦しんでいるときに
くらべると想念のパターンが変わってきます。
お医者さまとよく相談するのもいいです。
いろいろな科が鬱病の治療にあたりますが
大きめの総合病院の
心療内科というところが好まれています。
「つらくてつらくて心臓が痛い」とか
鬱病では、よくある話なのですが
ひょっとしたら、本当に心臓疾患があるかもしれません。
総合病院のほうが、よろしいでしょう。