投稿者 みーやん 日時 2002 年 4 月 01 日 02:39:34:
昨年の秋、実家にいた犬が16歳の生涯を終えました。
誰よりもその子のことをかわいがっていた母の腕の中で眠るように息を引き取ったそうです。
その子の名前はジェーンといいます。
ゴールデンレトリバーという種類の大型犬でしたが、家の中で飼っていました。
僕の母の愛を中心に家族からの愛情を一身に受けて育ち、まさに家族の一員でした。
まあ多少わがままなところもありましたが(笑)、
幼稚園児くらいの賢さは持っていたと思います。
「お風呂嫌い!」とか、「遊んで!」とかいっておもちゃ持って来たり、
「散歩連れて行け!」とせがんだり。
日曜日の朝なんか、「遊ぼー」とかベットまで起こしに来たりとか、
成犬になってもかわいくて、とにかく大好きでした。
僕はジェーンをペットとしてではなく、言わば一番下の妹みたいに思っていました。
家の中で飼っていたせいもあって、何を言っているのか手にとるように分かりました。
ジェーンがいなくなって、少しさびしいなあと思う時もありますが、
今では楽しかった良き日々の思い出だけが美しく心の中に残っています。
人間は転生した後、新しい肉体を与えられて次の人生を生きるそうです。
どこかで言われているように、人間の人生の次に例えば亀として生きることはないと。
で、ふと思うんです。
ジェーンはどこへいったんだろうと。
ジェーンはまたどこかで子犬として、新しい生活を始めているのでしょう。
でも永遠に犬として転生しつづけるのでしょうか?。
ジェーンはいったいどこから来て、どこへ行くのでしょう?。
僕は少し変なことを考えているのかもしれません。
もう一度ジェーンに会えるのであればこう言いたいです。
「僕は16年間いっしょに過ごした日々を忘れない。
ありがとう。大好きだよ」って。