投稿者 読書爺あつし 日時 2002 年 11 月 17 日 08:32:36:
回答先: グレイについて。 投稿者 新井 日時 2002 年 11 月 14 日 08:40:40:
新井さん、こんにちは。
私は手元にある知識からちょっと考えてみました。
ご存知のように、アダムスキ氏は1952年11月20日に最初のコンタクトをしました。
このころ、空軍では「プロジェクト・ブルーブック」(1952年3月〜1969年12月)という調査委員会を作ってUFOを調査していました。彼の書物中で「空軍の依頼により写真を提出していた」とあるのは、このプロジェクトであったものと思われます。
キャトル・ミューチレーションは、古くからあったようですが1967年9月のスニピィ事件からUFOと結びついて考えられるようになったことが知られています。また、グレイ(名前は出ていないが)型のアブダクション事件は、古くは1961年9月のベティ・ヒル事件が有名です。このときには、まだグレイという名称は用いられていませんでした。
アダムスキ氏は1965年に死去していますが、グレイなる名称は彼の死後、比較的最近になって用いられるようになったものです。そもそも、私の持っている「世界UFO大百科」(1985年刊)にもグレイなる名称が掲載されていません。これらは1990年頃某TVで世界的に有名になった「MJ12(マジェスティック・トウェルブ)」事件あたりから用いられるようになったのではないかと思われます。
アダムスキ氏は、第五巻「金星・土星探訪記」(P168)に、「およそいかなる惑星に住む人間も概して同じようなものです。この太陽系では最も背の低い人で九〇センチ少々、最大の巨人で三メートルに及ぶさまざまの人類がいます。」と書いていますので、グレイクラスの小人宇宙人もいることが言及されています。
しかし、その小人宇宙人達が一般に知られているグレイのように悪さをするのかどうか、定かではありません。むしろ、アダムスキ氏がコンタクトしたことは事実だと言及した米国人トルーマン・ベサラム氏が、砂漠で会った身長の低い宇宙人達(月の裏側からきた?)のような親しみのある高潔な人達ではなかったかと思うのです。(「空飛ぶ円盤の秘密」高文社刊参照)
それでは現在なぜ、変な宇宙人の話が多く出回っているのかという疑問は当然出てくると思います。これには米国の某委員会がその勧告で述べたような「UFO熱を冷ますための情報操作」が高じた結果ではないかと思われるのです。
読書爺あつし