投稿者 ? 日時 2007 年 4 月 10 日 15:46:44:
回答先: ■中国の河川の80%は魚が棲めないほどに汚染されている■ 投稿者 ? 日時 2007 年 4 月 10 日 06:45:58:
河川の汚染のみならず、枯渇も心配されている。中国文明を育んだ黄河も、最近では水源地から河口まで水が流れるのは、年間150日程度になってしまった。この原因は、上流地域における森林の伐採である。森林のない大地は保水能力がないので、雨が降れば大洪水になり、降らなければ砂漠化が進む。
樹木の伐採により砂漠化が各地で進行し、中国全土の森林率はわずか17%なのに対し、約28%が砂漠となっている。砂漠は北京からわずか70キロの西北に迫っている。毎年、春になると強い風が黄砂を運び、北京では目も開けられず、外出もできなくなる。
筆者が天津市を訪れた時には、大気汚染と黄砂のために、街を歩く女性は薄いスカーフをマスク代わりに使って、顔を覆っていた。ホテルで洗面器に水をためたら、それだけの量でも砂が混じっているのが見えた。歯を磨くのにもミネラル・ウォーターが必要だ。湯船にお湯を張ったら砂が沈殿するまで待ち、砂が巻き上がらないように、そっと身体を沈めるのがコツだと教わった。日本人が泊まるような、高級ホテルですら、この有様である。
この黄砂がはるばる日本海を渡って、日本を襲うようになった。今年の春も、たまたま神戸に行った時、空が暗くなるほど黄砂が覆い、筆者は中国にいるかのような錯覚を覚えた。
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