投稿者 コスモス 日時 2003 年 8 月 29 日 01:38:22:
生命の科学で、
宇宙的な、または創造な数字においては次のように言えます。
「１プラス１は２ではなく、３である」
と書かれています。
これは、ある物質の持つ「枠組み」と別の物質の持つ「枠組み」
が働きかけあうと、新しい「枠組み」が生まれる。
という意味だとコスモスは理解しています。
そして、この「枠組み」とは現象的なものではなく、「意識」、
「意志」というような、因の世界に属する性質と考えています。
このことから、仮に宇宙が物理的には有限（空間や質量が有限と
いう意味）であっても、常に新しい枠組みが作られるので、宇宙
には限りがないと言えます。
話はとびますが、私は以前、「第ニ惑星からの地球訪問者」の
母船の外表面に関する記述から、宇宙船熱設計の概念を推測しま
した。
このアプローチは地球的な科学技術の分析手法です。
様々な宇宙空間での熱的環境を予測し、宇宙船内の温度を一定
範囲内に保つために材料や構造を検討する。
目的別に、要素技術を選び設計し、部品を作り、それらを統合し
てゆく。そんな技術です。
これは暗黙の内に、宇宙空間と母船本体との間の相互作用の枠組
みは、いわゆる物理法則のみであることを前提としています。
というよりも、現在の地球人の宇宙に対する理解はこのレベルま
でなのです。
母船内の全分子が一体化して（一つの「枠組み」に入って）、
宇宙空間を移動したり、外部の環境（別の枠組み）とは異なる
内部環境を作り出す。
といったことは、今の地球人の科学知識からでは考えつかない
でしょう。
スペースピープルの宇宙船の話に戻ると、彼らは様々な宇宙空間
での熱的環境を予測し、宇宙船内の温度を一定範囲内に保てるよ
うに材料や構造を検討したわけではないと思います。
もちろん、スペースピープルは宇宙空間の観測を行っているし、
実際の宇宙船だって、現象的には、母船の外表面の熱的要素や、
船体の断熱構造が変化するのでしょうが、これらは、あらかじめ
宇宙船の熱環境をコンピューターで予測し、その予測に基づい
て機能するように作られたものではないのだ。
宇宙空間の熱的環境を全て予測することなど不可能なのです。
（常に新しい枠組みが作られるので、宇宙には限りがないこと
もその理由の一つ）
ではどうようなしくみなのか？
スペースピープルの宇宙船は、母船内の全分子が一体化する
（一つの「枠組み」に入る）ように作られており、ある熱環境
（別の枠組み）にさらされたら、内部の環境を維持するような
「枠組み」を作り出すような機能を持っているだけなのだ。
途方もない戯言と思う人がほとんどだろうが、コスモスが宇宙船
について推理を重ねた末に、思い至った（というよりたどり着い
た）結論です。
このような考え方（基礎は生命の科学）は、今の地球の科学とは
まったく別物であり、新しい「知の枠組み」と言えると思います。
私たちは科学的に考えるということにあまりに慣れすぎています。
私たちは将来、もっと多くの出来事をシミュレーションできたり、
もっと正確に未来を予測できるようになれば良いと考えています。
現在の科学技術や経済制度では、そのような予測が必要だからで
す。私たち自身についても、将来のことが予想できた方が都合が
よいと思いこんでいます。
けれども、コスモスが推理した「知の枠組み」及びそれを実践す
る活動は、様々な現象のシミュレーションや未来予測を提示する
ようなものとはならないでしょう。
そのような予測をすること自体の意味をなくしてゆく活動だと思
っています。
つまり、自分自身の持つ「枠組み」と他の「枠組み」、及びそこ
から生まれる「枠組み」に着目する。
こんなふうに、宇宙のしくみを認識し、結果としてどのようなこ
とが起きるかにはとらわれない。
うまく言えないけれど、それが「生命の科学」から導かれる生活
なのです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。