投稿者 コスモス 日時 2000 年 10 月 28 日 07:08:18:
日経サイエンス12月号に上の題で、宇宙論、特に重力に関する謎を
うまく解くことできる、宇宙の構成を表すモデルが紹介されています。
この新しい宇宙モデルの特徴は、
1) 宇宙空間の構造として、4次より高い次元が存在する。
2) 電磁波や粒子は3次元空間内を移動するが、重力波動は4次以上
の高い次元の宇宙構造を伝わることができる。
3) 4次より上の次元の構造の厚みは1mm以下と推定される。
の3点です。
と簡単に言われても、宇宙論に馴染みの無い人には何がなんだか分かり
ませんね。
3次元以上の空間を説明するとき、次数を下げてモデルを考えること
が良く使われます。4次元の宇宙構造を円筒(3次元構造)に例えると
宇宙空間(3次元空間)はその円筒の表面(2次元空間)になります。
そしてその円筒が筒状になっていて、厚みが1mm以下だというので
す。重力のみがこの4次元構造の厚さ方向に伝わり、その距離に応じて
減衰しますが、その距離が非常に短いので3次元空間のみを伝わる場合
とほとんど差がないことになります。
ただし非常に短い距離で作用する重力を測定すれば、4次以上の構造
から生じる違いを観測できるはずなので、その実験が計画されており、
2010年までにはこの宇宙モデルが検証されるだろうと筆者は述べて
います。
この記事を読んでみて、私なりの感想では
・アダムスキーが「生命の科学」の中で4次元空間に言及している。
・高次元を仮定すれば、3次元空間内で瞬時に波動が伝わることが説明
できる。
の2点に結びつくので、地球人の科学が重力の謎にまた一歩近づいたの
ではないかと期待しております。
まだ生きてます。コスモス。