投稿者 松本 日時 2000 年 12 月 05 日 23:28:51:
回答先: 動物の脳 投稿者 星は何でも知っている 日時 2000 年 12 月 04 日 20:59:51:
|> 動物の脳についての質問です。
|> 以前TVで、毎日駅までご主人をむかえにいっていた
|> 犬が、ご主人が亡くなられた後、こんどは、その
|> ご主人のお墓に、毎日お墓参りをしている、と言う
|> 番組を見たことがあります。
∇少し前にTVで、主人の帰宅がわかる犬の話があり
ましたが、多分これと同じようにテレパシーと考える
こともできそうですね。他には、偶然と必然に関して
の理論や部分と全体、とかの色々な見方もありますが、
結局、どこかで皆がつながっているのでしょうね。
つながり具合が個別に異なるのでしょうね。
|> また、たびたび引き合いにでてきます、おおかみに
|> 育てられた少女が、まるでおおかみの行動をしていた
|> と言う話しがあります。
|> これらは、どのように理解すればよいのでしょうか
|> 教えて下さい。
∇以下は、おおかみに育てられた少女の例の参考に
なるのではと思いますので紹介します。
TVの犬の場合は更に主人との量子状態の絡み合い
の状態が、犬と主人との親密さが深いことなどから強
くなっていたのかも知れませんね。(尚、これは理論
的裏付けと実験などによる検証がまだです)
「脳と心の量子論;意識における非局所性の起源」
現代的な脳科学は、視覚や聴覚といった個々の感覚
のモダリティや、運動制御、ないしは記憶、注意など
の機能モジュールの研究から、脳全体をシステム論的
に扱う方向へと発展しつつある。 例えば、猿の運動
前野において発見された「ミラー・ニューロン」は、
自分がある行為をしても、あるいは他の個体が同じ
行為をするのを見ても同じように活動する。
このようなニューロンは、感覚の情報と運動の情報
が融合されて処理されなければ成立し得ない。また、
このようなニューロンは、相手の心の状態を読む「
マインド・リーデイング」や、「心の理論」といった
機能にも関与している可能性がある。このような脳機
能を実現するためには、感覚野、運動野、前頭連合野
などの脳の諸領域が、協調して機能しなければならな
い。
もはや、意識が、脳のある特定の部位に宿るなどと
考える人はいない。意識が脳全体のニューロンの活動
を反映したシステム論的な性質であることを、脳科学
は日々明らかにしている。では、数百億のニューロン
の発火の非局所性な属性を反映した意識は、いったい、
いかなるプロセスを経て出現してくるのか?このプロ
セスを、私たちは、どのような形式の下に理解すれば
いいのか?
興味があるのは、ちょうどツイスター変換が、相対
論的な時空において、光の軌跡という非局所的な実体
を点に変換するように、意識が、脳の中の物理的過程
と、脳の中の時間的、空間的に非局所的な実体を、局
所的な実体に変換するような未知の変換を通して関係
している可能性である。実際、物理的空間の中では
ぐにゃぐにゃと折りたたまれた大脳皮質上で時間的に
も空間的にも広がりを持って分布したニューロンの
発火が、私たちの意識の中では視野という秩序を持っ
た時空構造の中にクオリアとしてコンパクトに表現さ
れるプロセスは、ツイスター類似の変換によって記述
される可能性がある。