投稿者 松本 日時 2002 年 7 月 06 日 20:01:02:
∇以下は科学の分野の一例ですが、同じようなことは、
いろいろな分野でよくあることのように思えます。
当事者にはなかなか理解できないことかもしれませんが。
「アインシュタイン,A.P.フレンチ,培風館,
1981年,EINSTEIN;1979年」
・物理学の歴史の中には,いわゆる”弟子たち”
が明らかに非科学的な態度をとったという典型的
な事例が数多く存在している。
そしてそのような事例を研究するならば,物理学者
は,現在生じている同様の事例を知って,ある
”感慨”を抱かざるをえないだろう。
こうした例の一つである,ニュートンとその後継者
との姿勢の違いに対する反省から,アインシュタイン
は次のように書いている。
「ニュートン自身は,彼の教えに従順な,後の世代
の科学者たちより,ずっと深く自分の学問体系に
つきまとう弱点というものを承知していた。
この事実に私はいつも深い感嘆の念を抱いている」。
(S.L.キヤ「物理学の妥当性」)